【月形】月形温泉ホテルの指定管理者の町振興公社は、隣接する皆楽公園でのバーベキューやレンタル自転車の利用などアウトドア体験を組み込んだ宿泊プランの販売を始めた。夏休み期間中のファミリー客などの利用につなげ、皆楽公園一体の活性化に結びつけたい考えだ。
ホテルは本館と別館の計２５室。運営経費の見直しなどを理由に、２０２０年５月以降はレストランの利用を休止し、素泊まりで客を受け入れている。一方で、町はホテル経営に助言を受けるため、本年度、総務省の「地域活性化起業人」制度を活用。町に派遣されたコンサルタントらの助言で、プランの発売を決めた。
６月中旬から始めたバーベキュー付きのプランは、皆楽公園の施設で食事を楽しむ内容で町内の精肉店の独自ダレで漬けたジンギスカン、野菜、おにぎりなどと、炭や着火剤などの道具一式がセット。１人１泊６６５０円～８１５０円。２人以上が対象で、利用日の７日前から予約できる。
このほか公園内のボートやレンタサイクル、パークゴルフ利用料がセットになったプランを平日限定で販売。宿泊料は１人１泊３３００円（２人以上の利用が対象）。
バーベキュー付きのプランは８月末まで。同公社は「ファミリー層やカップルに利用してもらい、皆楽公園の魅力向上につなげたい」と話す。予約・問い合わせは同ホテル、電話０１２６・３７・２１８８へ。（渡辺拓也）
(北海道新聞２０２２年７月５日掲載)
