2022/06/29
惜しまれ3月閉店のパン店「HOKUO」 30日に再出発 顧客の声に応え決断

札幌市内で唯一残っていた店舗を3月下旬に閉店したパンの「HOKUO(ホクオウ)」が30日、札幌市西区琴似で約3カ月ぶりに開業する。運営する北欧STプラン(札幌)の斉藤豪社長(46)は、閉店を惜しむ多くの市民の声に応え、同じHOKUOの名で新たな一歩を踏み出す。
1979年、斉藤社長の父武吉さんが前身の「北欧」を創業。翌年以降、店舗を増やし、最盛期の89年には道内で年商約30億円を誇った。88年には販売強化のため小田急グループと業務提携して首都圏で展開したほか、大阪や福岡でもブランドを広めた。