2024/03/31
「北の国から」「鉄道員」…名作の記憶 JR根室線富良野―新得廃止 思い出胸に別れ

【富良野、南富良野、新得】「ありがとう」「さようなら」―。明治から道央と道東を結ぶ幹線を担い、テレビドラマ「北の国から」や映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台にもなったJR根室線富良野―新得間は31日、大勢の地域住民や両作品のファンに見守られ117年に及んだ運行を終えた。東鹿越駅(上川管内南富良野町)を出発した最終列車は定刻より15分遅れの午後9時17分に富良野駅(富良野市)に到着。途中駅を含めホームや沿線では惜別のペンライトが振られ、車両が奏でる最後の汽笛や走行音が響いた。