2025/10/26
美唄産「幻のクルミ」 市内唯一の生産農家と創業112年の菓子店4代目が守る味<北の食☆ストーリー>
 
 パンや菓子のトッピング、お酒のつまみとして知られるクルミ。国内で流通する99%以上は輸入品ですが、空知地方中心部の美唄市でも栽培されているのをご存じですか。流通量が少ない上に、輸入品より香り高く、甘みも強い「幻のクルミ」とも呼ばれています。市内はかつてクルミ農家20戸以上が集積する一大産地でしたが、一度は姿を消し、現在は上村農園の1戸のみが栽培を続けています。市内でクルミ栽培が盛んだったころに老舗菓子店の美唄長栄堂が発売した和菓子「くるみ餅」は、年間約5万個販売する根強い人気を誇ります。美唄産クルミを守り続ける生産者と菓子店を訪ねました。



