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2022.11.26

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉Jimo豆腐Soia(日乃出食品)=渡島管内七飯町*濃厚 大豆の甘みふわっと

北海道新聞記事
北海道新聞記事
大豆の甘みが口の中でとろけるジモトウフソイア「よせ」(左)と滑らかな口当たりの「ざる」
大豆の甘みが口の中でとろけるジモトウフソイア「よせ」(左)と滑らかな口当たりの「ざる」(藤井泰生撮影)

 クリーミーな口溶けとともに、濃厚な大豆の甘みが口の中にふわっと広がる。渡島管内七飯町の豆腐製造・卸販売「日乃出食品」のプレミアム豆腐シリーズ「Jimo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」は、道南産の原材料にこだわった手作りの豆腐を提供する。

 工藤英洋(ひでひろ)社長(48)は「全国豆腐品評会に出品された豆腐の一つが、スイーツのように甘かったことに衝撃を受けた」。自社でも濃厚な味わいの豆腐を作りたいと2018年、ジモトウフソイアと名付けた新ブランドを立ち上げた。

製造機器が並ぶ工場の一角で、昔ながらの釜を使った手作業による豆腐作りの様子
製造機器が並ぶ工場の一角で、昔ながらの釜を使って手作業で作られている(藤井泰生撮影)

 1番人気の「よせ」(180グラム378円)は原料に甘みが強い北斗市産鶴の子大豆「ユウヅル」を、「ざる」(550グラム702円)は北檜山豆類生産組合の大豆「とよむすめ」をそれぞれ使う。

 大豆をすりつぶし、どろどろした液状の「呉(ご)」にする際、加える水を最小限に抑えることで濃厚な味わいを実現した。社長の弟で、製造担当の工藤健嗣(たけし)副社長(47)は「いかに濃い豆乳を作れるか、毎日限界まで攻めている」と力を込める。

 釜での加熱時間は一般的には10分ほどだが、同社では18分炊いて大豆の甘みを引き出す。同管内八雲町で塩を製造する「熊石深層水」の天然にがりで凝固させ、道南の恵みが詰まった豆腐が出来上がる。

 商品は主にスーパーや卸問屋を通じて販売するのに対し、ジモトウフソイアは原料へのこだわりや味わい方を消費者に直接伝えたいと、移動販売車とイベントなどで扱う。昨年には本社敷地内に直営店をオープンし、豆腐をはじめ豆乳やおからで作ったスイーツを販売する。

 工藤社長は「自社で大豆を育て、収穫体験や工場見学を受け入れたい」と今後の展望を語る。(函館報道部 野口今日子)

▼所在地 渡島管内七飯町緑町3の2の1
▼電話 070・8698・5544
▼営業時間 午前10時~午後5時
▼取り寄せ 自社ホームページのオンラインショップから(https://jimosoia.stores.jp
▼定休日 月曜日(祝日の場合は翌日休)
▼交通 JR七飯駅から徒歩5分

(北海道新聞2022年11月25日掲載)

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