【当別】「北欧の風 道の駅とうべつ」は今秋、町の姉妹都市・愛媛県宇和島市のみかんジュースを使った新商品のソフトクリーム「柑橘(かんきつ)ソフト」を発売した。とうべつ道の駅が宇和島市の特産品を使った商品を作るのは、昨年の「いずし」に続く取り組み。今回は酸味が特徴のみかん「南津海(なつみ)」のジュースを使って作った。今後、みかんの種類を変えてシリーズ化していく予定だ。
道の駅を管理運営する町の第三セクター「tobe(トゥビィー)」はこれまでも宇和島市の特産品のミカンやジュース、ジャムなどを販売しており「姉妹都市を身近に感じてほしい」と新たに企画した。昨年には同市の特産品「養殖マダイ」と当別産米を使った「いずし」を開発している。
今回は、道の駅で販売している宇和島のみかん果汁100%のジュースを活用し、9月にソフトクリームの試作品を開発。10月22日から販売を始めた。これまでに約370個売れたといい、客からは「酸味があっておいしい」「色がキレイ」などと好評だという。
今回使うみかんの品種は「南津海」で来年1月中旬まで販売予定。今後、果肉の赤い「ブラッドオレンジ」のジュースを使ったソフトクリームも販売する計画だ。トゥビィー営業販売チームの嘉屋麻里チーフ(37)は「生のミカンを食べているような爽やかな味。ぜひ味わってほしい」と話す。
380円。問い合わせは道の駅、電話0133・27・5260へ。(今関茉莉)
(北海道新聞2022年12月3日掲載)
地元農産物でジェラート*理学療法士から転身*濵屋さん当別に開店*ブルーベリー、トウモロコシ*「素材の味楽しんで」