「創成イースト」を巡って豪華賞品をゲット⁈
下町の雰囲気が味わえると人気の札幌・創成川東地区で実施中の「ゆき街めぐりスタンプラリー」にTripEat北海道編集部が参加してみましたので、リポートします。
札幌には「創成イースト」というエリアがあるんです。さっぽろテレビ塔の東を南北に流れる創成川。その川沿いから東に広がる一帯のことです。大まかにJR線より南側、国道36号より北側を指します。
今、このエリアにあるホテル5施設などが2月13日までスタンプラリーを実施しているんです。参加店は、個性的なショップや隠れ家的な飲食店などが揃っているので、飲食店をはしごしてみました。
その前に「創成イースト」の説明を。
明治時代から150年で200万人都市に発展した北海道・札幌。その札幌の開拓期から産業や流通の拠点として栄えたのが、「創成イースト」なんです。
赤レンガの倉庫や札幌軟石の建物が残る一方、JR札幌駅や、大通公園といった中心部に近い交通の利便性から高層マンションも建設され、新旧混ざり合う独特の雰囲気が魅力のエリアです。
さて、今回挑戦するスタンプラリーは、参加施設のホテルやお店を3カ所巡り、店に設置されたQRコードをスマートフォンで読み込んでスタンプをゲットする仕組みです。
参加ホテルの宿泊券、1万円分の宿泊補助券、そして「さっぽろテレビ塔」の展望台入場割引券(10%、30%、50%割引の3種類)の賞品が抽選で当たります。ハズレなしというのが嬉しいですね。参加店は全25施設です。
期間中、1カ所につき1回しかスタンプをゲットできませんが、異なる店を巡れば3カ所のスタンプを入手するごとに抽選に参加できます。
今回は、編集部メンバー4人で1日に3カ所を回ることにしました。
どこから行くべきか。
午後7時からスタートしたので、計画的に回る必要があります。特設サイト(https://sousei-machimeguri.com/)で確認すると、二条市場の周辺に参加店が集まっています。ちなみに、参加店を紹介している専用のリーフレットは、参加店のホテル5施設(ホテルモントレーエーデルホフ札幌、ホテルクラビーサッポロ、ANAクラウンプラザホテル札幌、ニューオータニイン札幌、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌)に置いてありますので、ぜひ店選びの参考にしてください。
TripEat北海道編集部がある北海道新聞社から、創成川沿いを歩いて10分ほどで二条市場付近に到着。観光客とおぼしき人たちが散策しています。
最初のお店の扉を開けると、「今日は急ですが休みになったんです」とのこと! この時期だからでしょうか? 出ばなをくじかれる事態に。
1軒目「大友堀 トーチ」
気を取り直して、2軒目に行く予定だった「大友堀 トーチ」に向かうことにしました。
トーチは、2022年4月にオープンした新しいお店です。カウンターがあり、一人でふらっと立ち寄ることもできるのが特徴です。以前からチェックしていた店ですが、いつもガラス越しに店内をのぞくと満席という人気店です。
この日は運良く入口そばのテーブル席に座ることができました。
最初の一杯に「SORACHI1984」(600円)を注文します。生ビールでSORACHIを置いてあるお店は珍しいので、即決です。しっかりとしたホップの苦みと味わいを感じつつ、すっきりとしたのど越しのバランスは最高です。
お通しは「つぶ貝の煮つけの山わさび載せ」。ツーンと鼻に抜ける山わさびとつぶのコリコリ感に、食欲を抑えきれず、スタンプラリーを忘れて続々と注文していました…。
「やりいかと蓮根の明太子和え」(620円)は、レンコンのシャキシャキ感とイカのねっとりした食感と、たらこのつぶつぶ感が胃袋を喜ばせます。
「クレソンと春菊、紅まどんなのサラダ」(900円)は、じゃこの甘塩さと、紅まどんなの柑橘が良い感じ。
手羽先は塩味とモロッコスパイス味の2種類ありました。
「上マトンの山わさび刺」は、ごま油と山わさびが羊肉の旨さを引き立ててくれてお酒が進みます。
最後は「いい感じのアジフライ ガリのタルタル」。刺し身でも食べられるアジを絶妙のタイミングで揚げていて、見ただけでもおいしそうです。
この日は、おススメの日本酒が8種類、自然派ワインが5種類ありました。日本酒は、イケメンの店主が適した飲み方を教えてくれます。そういえば、心なしか女性客が多い気が…。
一軒目ですっかり食べすぎ&飲みすぎてしまいました。スタンプをゲットして、急いで次のお店に向かいます。
大友堀 トーチ |
▽住所/札幌市中央区南2条東2丁目8の1大都ビル1階 |
▽TEL/011・213・1407 |
▽営業時間/17:00~24:00(L.O.23:00) |
▽定休日/日曜・祝日(不定休あり) Instagram(torch_sapporo)で確認を。 |
▽駐車場/無 |
2軒目「青島飯店」
2軒目はトーチからすぐの「青島飯店」です。1軒目で予定以上に食べてしまい、閉店30分前に滑り込みました。
こちらのお店のシェフはすべて中国人ですが、料理は日本人好みに少し味つけと油を控えめにして食べやすくしているそうです。
注文した豚肉の辛味炒めとザーサイが、手早く出てきます。合わせたお酒は、紹興酒の燗(ザラメ付き)と青島麦酒のスタウト。青島麦酒の黒ビールがあるなんて知りませんでした。
あまりのおいしさに「他の料理ももっと食べた~い」と、閉店時間が迫ってもまだ居座ろうとごねる同僚を急き立てるように店外に連れだし、3軒目へ。もちろん、忘れずスタンプはゲットしました。
ちなみに自家製の杏仁豆腐が「人気の一品」だそうですが、今日は時間切れ、と言うことで、次回の楽しみにとっておきます。
青島飯店 |
▽住所/札幌市中央区南1条東2丁目8の1サンシティビル1階 |
▽TEL/011・252・7292 |
▽営業時間/11:30~14:30、17:00~22:00 |
▽定休日/日曜 |
▽駐車場/無 |
3軒目「寿珈琲」
最後は「寿珈琲」に立ち寄りました。二条市場の北向かいにあり、観光客も地元の人たちも集うお店です。オーナーの柴田寿治さんが焙煎したコーヒー豆をネルドリップで丁寧に入れてくれます。
朝から深夜まで営業していて、ワインやビールも楽しめます。
カウンターと奥にテーブル席が2組というこじんまりした店内です。以前は薬局だった建物で、壁の一部が札幌軟石だったり、昔の風情を感じる落ち着ける空間です。
この日の締めに、道産ワインを1人1杯注文しました。じっくりとワインだけを味わうのもなかなかすてきな時間です。よせば良いのに酔いもあって、みんなで仕事の話を少々熱く語り合いました。うち1人は撃沈して途中から寝ていました。
寿珈琲 |
▽住所/札幌市中央区南2条東1丁目1の6 M'S二条横丁1階 |
▽TEL/011・303・1450 |
▽営業時間/7:00~24:00(金、土曜のみ26:00まで) 2月以降は変更の可能性あり、喫煙可 |
▽定休日/不定休 ※Instagram(kotobukicoffee_sapporo)で確認を。 |
▽駐車場/無 |
ルーレットスタート!
最後は全員元気に立ち上がってお会計を済ませ、3個目のスタンプをゲット!
ポチッと押すと、ルーレットが回り出しました。さあ、何が当たるのか?
ドキドキしながらしばし待つと…
結果は、全員さっぽろテレビ塔の展望台入場料の割引券で、1人は50%引きが当たりました。
ちなみに賞品の引換場所になっている、さっぽろテレビ塔3階の展望台入場券売場で、用意されているQRコードをスマホで読み込むと、賞品が表示されるので、ルーレット結果をスクリーンショットしなくても大丈夫です。
※賞品交換は、さっぽろテレビ塔の営業時間内のみ対応しているので、事前に確認してから行ってくださいね。
▽さっぽろテレビ塔のHP/https://www.tv-tower.co.jp/
「HO(ほ) 2023年2月号」で特集
なお、「創成イーストゆき街めぐり」は、昨年12月に発売された「HO(ほ) 2023年2月号」(ぶらんとマガジン社、660円)の特集「〜最旬に浸る 隠れ家で温もる〜 冬ージョン札幌」の中で紹介されています。
スタンプラリー参加店のうち15店が写真付きで載っていますので、ぜひご覧になってください。全道の書店、コンビニエンスストア、Amazon、Fujisan、北海道外の書店でも取り扱い中(詳しくはhttps://www.toho-ho.jp/)。
雑誌「HO(ほ)」に関するお問い合わせは、ぶらんとマガジン社へ。
▽TEL/011・521・5559(平日9:00~17:00)、Email/koudoku@burant.co.jp
創成イーストゆき街めぐり
2月13日まで開催中。
上記のスタンプラリー以外にも、5つのホテルが連携して、ホテルのカフェやスパ、二条市場の利用券などが〝選べる〟〝使える〟お得な交換券が付いた宿泊プランを用意しています。詳しくは、特設サイト(https://sousei-machimeguri.com/)をご覧ください。
お問い合わせは、創成イースト観光活性化実行委員会事務局(JTB内)TEL011・281・2171へ(平日10時~17時)
青の創成川イルミネーション
見た人も多いと思いますが、「創成イーストゆき街めぐり」のイベントとして、創成川の両岸にある創成川公園をライトアップする「青の創成川イルミネーション」が2022年11月22日から12月25日まで実施されていました。
北2条から南2条までの約600メートルが、青色LED約3万個で照らされました。
素敵なイベントなので今年も見られるといいですね!