3年ぶりに来場型で行われることが決まった道北最大級の花のイベント「花フェスタ2022旭川」は、6月8~12日の5日間を中心に、旭川市内の会場を花で彩る。今年で開業50年となる平和通買物公園には多様な鉢植えを販売する「花市場」が出店し、花のオブジェが設置される。新型コロナウイルス対策でオンラインも活用。7、8月には花を使ったショーなどを実施し、花に親しんでもらう。
旭川市、旭川商工会議所、北海道新聞社などでつくる実行委が主催し、1994年から開催。新型コロナの影響を受ける前の2019年には、5日間で延べ約14万人の来場者があった。
買物公園会場は、1条通から2条通を予定。「花市場」には造園、園芸関係の6社が出店し、ランの鉢植え、多肉植物などを販売する。オブジェは3基設置。ポット花を市内の園児らに並べてもらい一つの作品を作り上げるほか、道北造園建設業協会が2基を制作する。
また、公募で集まった人の頭に好みの花を飾り付ける「花人間」イベントを初開催。花を持ってドレスアップするファッションショー「フラワーショー」や、花を使ったアートミニ講座は、7、8月にオンラインで開催する。
実行委の遠藤国雄・旭川観光コンベンション協会専務理事は「旭川の夏を彩るオープニングのイベント。コロナ対策をしつつ、花を実際に見て楽しんでもらいたい」と期待している。
花フェスタは、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年は全イベントを中止に。21年も来場型のイベントを取りやめオンラインでの開催のみとしていた。(桜井則彦)
(北海道新聞2022年5月14日掲載)