北見市のホテルロイヤル北見(大通東5)は、北見で盛んなカーリングにちなんで、釜をストーンに見立てた「カーリング釜飯」の提供を始めた。具にはホタテやタマネギ、焼き肉といった地元の特産品も採用。釜のふたは競技に使うストーンのハンドルを模して、留辺蘂町の木工業者が手作りした。
ホテルは2階ホワイエで、釜飯と、おかずなどを食べ放題のセットにしたランチビュフェ(午前11時半~午後1時半)を行っている。オーナーの竹内一雄さん(63)が「カーリングは北見の誇れるものの一つ。魅力の発信に貢献したい」と発案。5月から新メニュー「北見名物カーリング釜飯」(1100円)として取り入れた。
具は北見の名物であるタマネギやホタテ、牛サガリのほか、タケノコやシイタケ、ニンジンなども入る。料理長の栃木理さん(32)は「『北見といえば』をイメージしやすい食材をメインに使った」と話す。
加えて、留辺蘂町の木工業者「工房ホリタ」(堀田雅大代表)に釜のふたの制作を依頼。ふたがストーンのハンドル部分を表現するように特注した。ふたは直径14センチで、「KITAMI」という文字も彫られている。竹内さんは「ほかにもカーリングにちなんだ料理を提供していきたい」と話している。
釜飯は1日20食。炊きあがるまで時間がかかるため、予約を受け付けている。問い合わせはホテル(電)0157・22・8008へ。(相川康暁)
(北海道新聞2022年5月18日掲載)
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