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2023.01.27

白老町観光を楽しむ!地元おすすめ11のポイント㊤「ウポポイ」でアイヌ民族の世界を学び、名瀑や温泉を満喫<北海道まち巡り>

Tripeat編集部
Tripeat編集部

 北海道の南西部・胆振管内のほぼ中央に位置し太平洋に面したマチ、白老町。アイヌ語で「虻の多いところ」という意味の「シラウオイ」が町名となったといわれています。そのアイヌ民族の世界を伝える施設「ウポポイ」(民族共生象徴空間)が誕生したことでも話題になりました。その白老町、豊かな自然にあふれ、地元産牛肉、海産物なども美味しいマチでもあります。マチの観光スポットや見どころなどを、白老町役場さんにご紹介していただきます。

<その①> アイヌ民族の歴史と文化を伝える「ウポポイ」

ウポポイで披露されているアイヌ舞踊
ウポポイで披露されているアイヌ舞踊(公益財団法人アイヌ民族文化財団)

 2020年7月、白老町にアイヌ民族の歴史と文化を学び伝えるナショナルセンターとして、「ウポポイ」がオープンしました。アイヌの世界観・自然観等を学ぶことができるよう、アイヌ文化や調査研究などに特化した多彩な展示を誇る「国立アイヌ民族博物館」、チセと呼ばれる伝統家屋の再現と芸能・手仕事など多彩な体験プログラムを提供する「国立民族共生公園」などで構成されています。じっくりと展示を見学したり、プログラムを体験したりしながらアイヌの世界を堪能することができます。

住所:白老町若草町2丁目3
電話:0144・82・3914
営業時間:午前9時〜午後5時(季節により変動あり)
料金:大人1200円・高校生600円・中学生以下無料
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)
HP:http://ainu-upopoy.jp

<その②> 幕末に築かれた北方警備拠点の歴史を伝える「仙台藩元陣屋資料館」

絵図面や文書などの豊富な資料が展示されている「仙台藩白老元陣屋資料館」
絵図面や文書などの豊富な資料が展示されている「仙台藩白老元陣屋資料館」

 江戸幕府から蝦夷地警備を命じられた仙台藩は北方警備のため、安政3(1856)年に防衛の拠点として白老に元陣屋を築きました。「仙台藩白老元陣屋資料館」では、絵図面や文書などの豊富な展示資料を通じて、蝦夷地出兵の様子や藩士のくらし、アイヌ民族との交流の歴史を学ぶことができます。こちらの仙台藩白老元陣屋資料館、2022年10月には北海道遺産にも選定されています。

住所:白老町陣屋町681-4
TEL:0144・85・2666
営業時間:午前9時30分~午後4時30分
休館日:月曜(祝日は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:個人一般300円、小中学生150円
    団体(20人以上)一般250円、小中学生120円
HP:http://www.town.shiraoi.hokkaido.jp/docs/2020062800019/

<その③>エリアのおすすめ観光情報は「ポロトミンタㇻ」で

白老町をはじめとした胆振の特産品、アイヌ文様のグッズや工芸品も扱う「ポロトミンタㇻ」の施設内
白老町をはじめとした胆振の特産品、アイヌ文様のグッズや工芸品も扱う「ポロトミンタㇻ」

 白老町近隣の観光情報を集めた拠点が「ポロトミンタㇻ」(白老駅北観光インフォメーションセンター)。ウポポイの開業に併せて開設した施設です。
 ウポポイをはじめとする近隣観光スポットやグルメ情報発信、体験プログラムのご案内、白老町をはじめとした胆振の特産品、アイヌ文様のグッズや工芸品を扱っているほか、軽飲食も提供している白老の新たな観光拠点です。白老のマチ巡りの前に、こちらに立ち寄って近隣の観光情報を集めてみるのがおすすめです。

住所:白老町若草町1丁目1-21
電話:0144・82・2216
営業時間:4月~10月午前9時~午後6時 、11月~3月午前9時~午後5時
定休日:4月~10月/無休、11月~3月/物販のみ月曜休、年末年始(12/29~1/3)
HP:https://shiraoi.net/porotomintar/

<その④>豪快な景色が楽しめる名瀑「インクラの滝」

切り立った崖から流れ落ちる圧巻の景色を楽しめる「インクラの滝」
切り立った崖から流れ落ちる圧巻の景色を楽しめる「インクラの滝」

 樽前山麗の南西に位置する「インクラの滝」は、山麓の広大な森から流れ出た湧き水が、切り立った崖から流れ落ちる圧巻の景色を楽しめます。
 「日本の滝百選」に選定されていて、落差約44m、滝幅は約10mもある名瀑です。正式名称は「別々の滝」ですが、昭和初期に切り出した木材を運ぶための「インクライン」という装置があったことから「インクラの滝」と呼ばれています。
 国道36号線入口からインクラの滝駐車場まで車で約20分。こちらの景色を楽しむための展望台、駐車場やトイレも整備されています。

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<その⑤>自然も施設も充実「ポロトの森キャンプ場」

緑豊かな中でアウトドアを満喫できる「ポロトの森キャンプ場」
緑豊かな中でアウトドアを満喫できる「ポロトの森キャンプ場」

 緑豊かな中でアウトドアを満喫できるのが「白老ふるさと2000年ポロトの森キャンプ場」です。風光明媚な歩道がある地域「遊歩百選」として選ばれた「ポロトの森」の奧に位置しています。バンガローが5棟、フリーサイトも広々。日帰りのデイキャンプも楽しめます。バードウォッチングや森林浴をはじめ、春夏秋冬の自然散策も楽しめるキャンプ場です。
 「ウポポイ」からポロト湖西側の道路を北へ車で15分程度。途中の道のりは道幅が狭い場所もありますのでご注意くださいね。

住所:白老町字白老国有林内
電話:0144・85・2005(ビジターセンター)
営業期間:4月1日〜11月30日(午前9時〜午後5時)
     7月1日〜8月31日(午前8時〜午後8時)
定休日:12月1日〜3月31日
料金:キャンプ1泊大人400円・子ども300円
   バンガロー1泊1棟5,000円(暖房料360円、7月〜8月除く)
HP:https://shiraoi.net/play/poroto-camp/

<その⑥>4種類の泉質&泉源130カ所以上の豊富な温泉

露天風呂からの広々とした海の眺め
露天風呂から広々とした海を望める「虎杖浜温泉ホテルいずみ」の露天風呂

 白老町は温泉も多彩で、4種類の泉質と130カ所以上の泉源を有しているといわれています。場所によっては、個人宅にも温泉を引くことが出来る地域があるなど、豊富な湯量を誇っています。
 宿泊、日帰り、さらには湯治にも使われるなど人々の暮らしと密接に関わっています。特に虎杖浜・竹浦地区には、「虎杖浜温泉」という温泉街があります。こちらの温泉では、湯上りには肌がつるつるになることから美肌効果があるともいわれ、「美人の湯」と呼ばれています。

♢白老町観光を楽しむ㊦に続く―。

※情報は記事公開当時のものです。

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