札幌市や札幌商工会議所などでつくる「さっぽろ夏まつり実行委員会」は19日、札幌市中央区の大通公園での「さっぽろ大通ビアガーデン」を7月22日~8月17日の日程で開催すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止しており、開催は3年ぶり。感染対策で座席数を2019年の半数以下とし、2時間以内の利用を呼び掛ける。
会場は新型コロナ感染拡大前の2019年と同じく、大通公園5~8丁目が大手ビール会社4社、10丁目は世界のビール広場、11丁目は札幌ドイツ村となる。
期間は19年と同じ27日間で、営業時間は正午から午後9時の予定。
感染対策としては、19年に全体で約1万3千席だった座席を半分以下に減らす。各会場を柵で囲み、出入り口を1カ所に集約し、入場時に検温、消毒を徹底する。滞在時間は2時間以内とするよう協力を求める。
実行委は感染対策を徹底することで開催は可能と判断した。札幌市の秋元克広市長は13日の会見で「経済活動が両立できる方策を模索することが基本」と前向きな考えを示していた。
19年はビール消費量が44万リットルを超え、来場者が約116万人だった。20年には代替イベントとして、席数を例年の2%程度に抑えたミニビアガーデンを開いた。(石垣総静)
(北海道新聞2022年5月20日掲載)