第73回さっぽろ雪まつり(札幌市、札幌観光協会など実行委主催)が開幕しました。長引く新型コロナ禍の影響を受け、会場を設けての本格開催は実に3年ぶり。札幌市中心部は、市民や観光客らで朝から大いに賑わっていました。
会場を歩いていると、英語、韓国語、中国語などなど色々な国の言葉が聞こえてきます。あらためて「さっぽろ雪まつり」が世界的なイベントで、大勢の市民や道内外の観光客、そしてインバウンド(訪日外国人客)が待ち望んでいたことが分かります。
今年の雪まつりの開催期間は、2023年2月4日~11日。
今日は「大通会場」と「すすきの会場」の2会場のうち、氷の彫刻がきらめく「すすきの会場」をご紹介します。
夕方4時ごろに訪れましたが、こちらの会場もかなりの人出になっていました。
すすきの会場「すすきのアイスワールド2023」
すすきの会場「すすきのアイスワールド2023」は、札幌駅前通の南4条~南6条間を歩行者天国にして開催しています。
ずらりと並ぶ氷像は60基。日没から午後11時(最終日は午後10時)までライトアップされます。
夜になると透明な氷像に街のネオンが映え、見事な細工が幻想的な美しさとなります。
すすきの会場は、1981年にすすきの観光協会が初開催した「すすきのまつり」がルーツです。その2年後の83年に、雪まつり会場の1つになりました。
3年ぶりに開催!さっぽろ雪まつり2023大通会場一足先にお見せします〈山﨑編集長☆発〉
氷彫刻コンクール
恒例の氷彫刻コンクールの参加者が作品を制作している最中でした。
氷彫刻コンクールには、ホテルの料理人ら10人が参加しています。開幕初日の2月4日午後から一晩かけて美しい氷の彫刻を彫り上げます。
参加者は、チェーンソーや大きなノコギリを使って氷を削っていきます。目の前で繰り広げられる珍しい光景に、立ち止まってじっと見ている人や、スマホで熱心に動画撮影する人が多くいました。ずっと見ていられます。
氷彫刻コンクールの表彰式は5日午前11時からです。
ススキノ交差点の象徴となっているニッカウヰスキーの「KING OF BLENDERS」の氷彫刻もありました。
このほか、座ったり、触れたりできる氷像も登場して「映えスポット」に。長蛇の列ができていました。
今年も登場!魚入り氷像
氷の中に本物のカニやサケを閉じ込めた「魚入り氷像」が今年も登場し、相変わらずの人気を博していました。
時間帯によって表情を大きく変える氷像ならではの美しさを堪能してください。