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2023.03.18

From北海道新聞

「うまみに余韻」 パン工房オープン*上砂川の協力隊員 勝長さん*町内唯一*天然酵母やホエイ「くせになる味」

北海道新聞記事
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自力で建設した「きまぐれパン工房」店舗の前で、パンを手に「くせになる味です」と話す勝長さん
自力で建設した店舗の前で、パンを手に「くせになる味です」と話す勝長さん

 【上砂川】町の地域おこし協力隊員、勝長拓也さん(30)が19日、「きまぐれパン工房」を町西山15の12で開業する。町内唯一のパン店で、天然酵母やホエイ(乳清)を使うなどこだわる。「うまみがあるパンの余韻を味わって」と呼び掛けている。

 札幌出身の勝長さんは、専門学校でパン作りを学び、パン屋などに勤務。2020年6月に協力隊員となり「まちの駅ふらっと」の運営などを担う。町内にパン屋がないことから、「パン屋があったらいいのに」と思っていたという。

 妻の玲美さん(30)は町内でチーズ工房「きまぐれ牧場」を営む。インターネット販売が中心で、勝長さんは「客と交流できる対面販売がしたい」とパン店の開業を決めた。

 クラウドファンディングで全国から85万4500円を調達。廃材などを使い自力で約6カ月間かけて木造平屋19平方メートルの店舗を作った。商品はいずれも重さ約600グラムの「道産小麦のカンパーニュ」(830円)と「くるみといちじくのカンパーニュ」(940円)の2種。ハード系で酸味があり、食べた後にうまみが口の中に残るのが特徴で「かめばかむほどおいしい、くせになる味」という。8月をめどに、野菜や果物など旬の素材を使った新商品も開発予定だ。

 酵母は、浦臼町産の無農薬米と上川管内東川町のこうじ、道産ライ麦を使った自家製。勝長さんは「12時間以上かけてゆっくりと発酵する過程でうまみが増す」と話す。小麦は100%道産でチーズ工房で発生したホエイも水の代わりに活用、石窯で焼く。勝長さんは「客とたくさん雑談して、パン店というよりスナックのような交流の場にしたい」と張り切る。

 7月まで毎週日曜日正午からのみ営業し、8月以降は金土日曜に広げる。(望月悠希)

(北海道新聞2023年3月14日掲載)

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