苫小牧市が改修工事を進めていた道の駅ウトナイ湖(植苗)が17日、リニューアルオープン。マガンやハクチョウなど無数の野鳥が飛来するウトナイ湖を屋内から見やすいようレイアウトを変更し、湖に面する窓際にカウンター席を設けた。市観光振興課は「ウトナイ湖をより楽しめる施設となったので、ぜひ食事や休憩で利用してほしい」としている。
道の駅は平屋建て約950平方メートルで、市が2009年に開設。利用者の利便性向上のため、22年9月から事業費1億3900万円をかけ、改修工事を行った。
出入り口付近にあって眺望を妨げていた防風板を取り払い、入館してすぐに湖を見渡せる開放的な空間に仕上げた。窓際のカウンター席には旅先で仕事をする「ワーケーション」に対応できるよう、コンセントを14カ所取り付けた。カウンター席を含め、飲食スペースを約80席設けた。
屋内に幅約3メートル、高さ約2メートルのタッチパネル式の大型観光案内板を導入。地元の観光スポットを写真や地図で紹介する。キッズスペースを新設し、小学校低学年までが遊べる木製の遊具や椅子を並べた。
苫小牧産豚肉を使った肉まんなどを販売する屋内の売店「プレジール」には販売用小窓を取り付け、屋外からでも商品を買えるようにした。また、出入り口前の広場に屋外販売所4店を設置。ホッキ弁当といった軽食やワッフルなどのスイーツを販売する。
開館時間は午前9時~午後6時。(本田みなみ)
(北海道新聞2023年3月16日掲載)
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