【津別】インターネット上の地図に、町内の食事や宿泊、買い物、観光などのスポット、町内の公共施設や交通ターミナルなどを網羅した町の「つべつデジタル観光マップ」の評判が、口コミで広がっている。災害時の避難所も一目で分かり、防災マップとしても使えるという。
町の委託を受けた津別観光協会が制作した。中国、台湾などからの観光客誘致を手がける、システム開発のシーダースコミュニケーションズ(札幌)が開発した多機能デジタル地図「Gnome(ノーム)」をベースに、町内の各種店舗、公共施設、名所など計47カ所、163項目を登録。町中心部から20キロ以上離れた津別峠展望施設や道の駅あいおいも含まれ、昨年12月から公開している。制作費は約323万円。
各登録施設には住所や電話番号、簡単な説明文を添えた。これらの情報は登録施設が更新できるのが特徴で、最新の写真や動画を更新したり、休業などの情報をリアルタイムで反映させたりできる。マップは日本語のほか英語、台湾語、中国語、韓国語に対応。町産業振興課は「登録地点をもっと増やしていきたい。観光客だけでなく、災害の際は町民にも活用してもらえれば」と話す。「つべつデジタル観光マップ」で検索するか、URLはhttps://uu-hokkaido.jp/corporate/tsubetsu.shtml(青山秀行)
(北海道新聞2023年4月12日掲載)