北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.05.01

北海道の一大ワイン産地・余市町で地元ワインが飲める美味しいお店4選

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

 北海道でも最も多くワイナリーが集まる余市町では、地元ならではのおいしいワインを料理と共に楽しめるお店があります。余市で宿泊してゆっくり楽しむもよし、JRやバスで札幌、小樽まで帰ってくるもよし。
 地元民がこよなく愛する店など、現地に足を運ぶ価値十分あり!のお店をご紹介します。

Yoichi LOOP

モダンな店内です

 JR余市駅前にある「ワインを楽しむホテル」です。

入り口はこんな感じ
お宝ワインもずらりと並びます

 「和合共生」をコンセプトに、余市産の旬の食材を「1番おいしい瞬間」に提供するのは仁木偉シェフです。

 仁木シェフは、京都の日本料理とフレンチ、そしてスペインで、それぞれ星付きレストランで腕を磨きました。こちらのレストランでは、スパニッシュモダンの料理を提供しています。


 コースはランチ(6600円、全6品)と、ディナー(16500円、全9品)の2種類。この日はランチコース「LOOP仁木シェフが贈る春の余市料理」をいただきました。

 道産ワインもグラスで数杯お願いしました。

 ちなみにワインのペアリングは、ランチは1万1000円(5~6アイテム)、ディナーは1万6500円(8~9アイテム)です。ディナーにはドメーヌタカヒコのワインが必ず入るそうです。

 1皿目は、ニンジンとウニ、イカスミを練り込んだチップの上にヤリイカがのったものです。口に含んだ瞬間からひと味もふた味も違う! 最初からガツンとやられました。

 料理やワインをサーブするのは、倉富宗サービスマネージャー・ソムリエです。


 高校卒業後、フランスに渡り、フランス国立トゥールーズホテル料理専門学校を卒業。現地のレストランやホテルで学んだそうです。

 夏には、仁木シェフ曰く「最上級の品質」というウニや甘エビなどの食材も登場。地元産にこだわるため、魚介類など「日々仕入れが変わるのは当たり前。大変さもあるけれど、それが魅力でもある」と言います。自ら山に入って野草や山菜なども手に入れます。「コース全体で余市を感じて欲しい」と話していました。

▽住所/余市町黒川町4丁目123
▽TEL/0135・21・7722
▽HP/https://yoichiwine.co.jp/

jijiya・Babaya ジジヤババヤ

ヘラガニのトマトクリームパスタ

 余市町役場の隣にあるピッツァとパスタのお店です。
 余市の海の幸と山の幸をふんだんに使っていて、ピザは店内の窯で焼き上げます。


 イチ押しメニューは、地元で取れる「ヘラガニのトマトクリームパスタ」です。少々食べづらいですが、その努力は決して無駄にはなりませんので味わってみてください。

これがびっくりな「本日のおすすめワイン」

 そして、こちらでは何と! 「本日のおすすめワイン」として、ドメーヌタカヒコのジジヤババヤ限定ワインを飲むことができます。
 すごいでしょ?


 白、赤、しっかり飲ませていただきました。
 現在はランチタイムのみの営業になっています。ピザとパスタを食べながら、優雅な昼飲みを楽しんでください。

▽住所/余市町朝日町15の1
▽TEL/0135・22・7822
▽営業時間/11時30分~14時30分
▽定休日/火曜

クンプウ ワイン&カフェ

 JR余市駅から数分歩いた国道5号沿いにあります。常時7,8種類の地元産ワインをグラスで飲むことができます。


 店主の新居真美さんは、東京のレストランで働いている時に、ドメーヌ タカヒコのワインに出合い、「日本でもこんなワインがあるんだ」と感動したのをきっかけに、2018年、北海道に移住します。

こちらも飲めます


 俱知安町のホテルで働きながら、ワイン造りの現場を見るため、週末に余市に通っていましたが、当時、「余市にはワインバーがなく、寂しいな」と思い、2021年11月に、クンプウをオープンしたそうです。

 提供する料理は、ワインとの食べ合わせを考えた「田舎料理」とのこと。

 「余市ではワインの生産者さんが増えているので、新しいワインに出合って、もっと余市のワインを好きになってもらえれば。1杯からでもぜひ飲みにきてください」と言っていました。

▽住所/余市町黒川町8丁目11
▽TEL/050・3176・6486
▽営業時間/月~水:18時~21時LO、木~日:13時~17時、19時~21時LO
▽定休日/不定休

串焼 がんがら

 JR余市駅前地区にある「串焼 がんがら」は、田村さん親子が切り盛りする地元の人たちでにぎわう人気店です。私もファンです。

この日も予約でほぼ全席埋まっていました


 お父さんは、札幌の老舗焼き鳥店「福鳥」で修業し、40年前に地元に戻ってきて開業しました。

 「仕入れは普通だよ」と言いますが、とにかくうまい! 「肉の鮮度によって焼き加減を変える」という串物は、出てきたら、すぐにかぶりついてください。

 もちろんこちらでも地元の余市・仁木産のワインがボトルで飲めます。しかも非常に良心的な値段設定になっています!

 「ワインの生産者も店に来てくれるし、まずは地元の人間が飲まないと意味がない」と考え、採算ド返しの〝地元値段〟で提供していることのこと。実際、余市のワイナリーさんも「あそこは安すぎる!」と笑っていました。うれしい限りです。

 この店もリーデルのグラスで出てきますよ。

 海外産ワインも店には置いていますが、「5年ほど前から地元ワインを置くようになったら、段々みんな『うまい』って飲むようになった。逆転して今では地元産の方が多く出るようになった」と言います。


 この日もあちこちの席で地元ワインのボトルが空けられていました。

 ちなみに店名は、「何か変わった名前にしたい」と考えた結果、「がんがらがんに凍ってる」などと使う言葉から名付けたそうです。

▽住所/余市町黒川町2丁目75
▽TEL/0135・22・6109
▽営業時間/17時30分~22時
▽定休日/日曜、第1、3月曜
山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP