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2023.04.28

「北海道の旬」を味わう創作フレンチ 大通公園の眺望とともに~さっぽろテレビ塔に新レストラン

Tripeat編集部
Tripeat編集部

 札幌のランドマークで、名店のおもてなしを-。札幌の代表的な観光スポット「さっぽろテレビ塔」の3階に新たなレストランが4月28日オープン。店名は「ザ ガーデン サッポロ 北海道グリル」。大倉山ジャンプ競技場に隣接するフレンチの名店「ヌーベルプース大倉山」、藻岩山のロープウェイの山頂展望台のレストラン「THE JEWELS」の姉妹店です。大通公園を眼下に、地元食材を楽しむ、地元客も見逃せない新名所として注目です。

シンプルな調理で食材の個性を引き出す

テレビ塔下の桜が満開で、多くの観光客が記念撮影していました
取材の日は晴天に恵まれ、奥には大倉山ジャンプ競技場が見えます

 オープン前日の27日、マスコミ向け内覧会があり、早速伺いました。テレビ塔の横にある満開の桜がお出迎えしてくれました。
 同店のコンセプトは「いつまでも、心に焼きつく旬感を。」 北海道の海、山、川から旬の恵みを取り寄せ、フランス料理をベースに素材の良さを引き出すグリル料理をメインとした、創作料理を提供。ビル6階に相当するテレビ塔から見下ろす大通公園の眺望が、料理の味を一層引き立てます。

お店のロゴマークは“GARDEN”のGをイメージ。また、左側がグリルの「炎や煙」で、右側がグリルの音を聞く「耳」を表現しているそう。
「北海道には素晴らしい食材が溢れています」と話す料理長の高田さん

 料理長を務めるのは、高田翔太さん(39)。帯広出身で、地元ホテルなどで実績を積み、22年9月に「ヌーベルプース大倉山」の料理長に就任。「ザ ガーデン サッポロ 北海道グリル」のオープンに合わせて料理長へ。
 オープニングにあたり、メニューを考える際、地元北海道産の肉や魚、そして野菜を、グリル(焼く)するというシンプルな調理方法を採用することで、食材が持つ個性を引き出し、その美味しさを味わってもらおうと考えたそう。
 「お客様の記憶に残るように、焼く際の〝音〟と〝薫り〟で演出をしたい」とメインディッシュなどは、お客様のテーブル近くで調理や盛り付けを行います。

上品な雰囲気の店内 眼下に広がる大通公園

着座した時には、大通公園はこんな景色が見えます
大通公園が望める窓際に並んだテーブル

 以前は、別の飲食店が営業していた場所で、店内からの眺めは想像通り。圧巻なのは、店入口の通路が大通公園の中心線と一直線に。設計した「ストアプロジェクト」代表取締役で一級建築士の間宮なつきさんは「1丁目から13丁目まで大通公園を真っすぐに貫く、素晴らしい眺望が広がります」。昼と夜、四季折々で異なる表情を見せる大通公園の景色が楽しめます。 店内は、黒とベージュ色で統一されシンプルに。盛り付けや最後の調理をテーブル横で行うことから、料理が引き立つように落ち着いた内装に仕上げたそうです。

3部屋を連結させた個室。南側と西側に窓があります
南側に面する2部屋を連結させた個室のイメージ

 使っているベージュは札幌の景観色でもある「雪消色」(ゆきげみず)をイメージしたものだそう。上部が斜めにせり出した、開放感ある窓ガラスと、店内を天井から床まで貫く鉄の柱が、テレビ塔であることを思い出させます。

 店内フロアには、最大4人掛けの円形テーブルが9組、2人掛けのテーブルが2組。個室は、南向きと西端に3部屋設けられていて、連結すると最大20人を収容できる大きさです。椅子はこだわりの旭川家具「カンディハウス」のものを使用。上品なデザインで座り心地もよく、店の雰囲気に合います。席のリクエストがある場合は、予約時にスタッフに伝えると、できる限り調整してもらえるとのこと。
 2人掛けのテーブルは北側にあり、夜は札幌文化芸術劇場「hitaru(ヒタル)」の灯りが浮かび上がり、人気が出そうです。

夜は一段と落ち着いた雰囲気の店内
大倉山ジャンプ競技場がライトアップされているのが見えます

 料理は、先述の通り、北海道の旬の食材を贅沢に使用したフレンチベースのグリル料理で、ランチ(3,520円~)・ディナー(6,380円~)ともにコースで提供。平日のみですが、ランチタイム限定女子会プラン(2,750円、性別を問わず利用可能)も用意しています。ランチはもちろん、夜景を楽しめるディナーでも訪れたいところです。

食材の香り、触感、彩りも大切に

 内覧会で撮影用に用意してもらったのは「Little GARDEN-季節のあしあと-」(6,380円)。唯一、ランチとディナー共通のコースです。

「Little GARDEN-季節のあしあと-」の料理
こちらは、ディナーで2番目に高額なコース「GARDEN -四季の薫り-」。メイン料理には道産和牛のヒレ肉が使われます

 昼と夜の全てのコースで提供される「サラダガーデン」は、野菜や魚介など旬の食材を使った一品。味はもちろん、香り、食感、色彩を大切にしながら見た目も楽しませてくれます。ランチでは「帆立」、ディナーでは「帆立」に加えて「オマール海老と帆立」「オマール海老とウニ」と、コースによって使う素材は異なるそうです。

ヒンナ<感謝を込めたアミューズ2種>
サラダガーデン-帆立貝₋

 「日高沖本鱒のコンフィとブロッコリ尽くし」は、お皿を彩る爽やかなグリーンが、春らしさを感じます。メインの肉料理「真狩村のハーブポークの肩ロースのグリエ」は、テーブルサイドで最後の焼き色を付けて盛り付けてくれます。

日高沖本鱒のコンフィとブロッコリ尽くし
真狩村のハーブポークの肩ロースのグリエ

 ワインも、詳しい方なら一目置く品揃え。ワインセラーが店入口に設置されていますので、ぜひ銘柄を見てください。北海道ワインを筆頭に、フランス、オーストラリアなど約100種類300本ほどが常備されています。グラスは1杯880円から、ボトルは5,500円から―となっています。

道産ワインも品揃え豊富
見た目も華やかなデザート

 最後のデザートは、ゼリーやカヌレ、マカロンなどが春らしい桜色で統一されていて、見ているだけでも贅沢な気分が味わえます。飲み物は、コーヒー、紅茶、ハーブティーから選べます。ハーブティーはミント、ルイボス、カモミールの3種類が用意されています。

 コースを通して五味をバランスよく楽しめるような組み立てを心掛けているという高田さんの料理を、ぜひ味わってみてください。すでに満席の日もあるので、来店前には、予約もしくは電話で確認が必要です。テイクアウトコーナーもあります。

■LUNCH /ランチ
・Little GARDEN – 季節の足あと- 6,380円
・Course -Tower – 4,950円
・Course -Odori – 3,520円
・平日限定女子会プラン- Lady ‘s Garden – 2,750円         
■DINNER /ディナー
・HARVEST – 恵の音色 – 13,200円(数量限定)
・GARDEN – 四季の薫り-  11.550円
・FIESTA – 街打つ鼓動 – 8,800円
・Little GARDEN – 季節の足あと- 6,380円
※価格はすべて税込

住所:札幌市中央区大通西1丁目 さっぽろテレビ塔3階
TEL:011・218・7268(受付時間 11:00〜20:00)
営業時間:ランチ 11:30〜14:30(LO14:00)/ディナー 17:30〜21:30(LO20:00)
     ※変更になる場合があります
     ※お子さま:ランチはOK、ディナーは個室のみ
席数:64席(禁煙) ※個室を利用する場合、ランチで1人あたり550円、ディナーで1,100円が別途かかります。
駐車場:なし
公式HP:https://the-gardensapporo.jp/
予約:下記の飲食店予約サイト「テーブルチェック」から、または電話で
https://www.tablecheck.com/shops/the-garden-sapporo/reserve
※情報は取材当時のものです。ご利用の際はお店にご確認ください
Tripeat編集部
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