【本別】元町民が立ち上げた札幌の豆料理専門店「Mame Kitchen Maruyama(マメキッチンマルヤマ)」が、町産の豆とフルーツを組み合わせた「豆スムージー」の冷凍パックを開発した。5種類を詰め合わせ、ネット販売を始めた。同店店主の谷口まどかさん(50)は「種類豊富で栄養たっぷりの本別の豆を全国に広めたい」と意気込む。
新商品は黒大豆や手亡豆といった町産の豆と、道産を中心とした旬のフルーツをメインの素材に、十勝産のテンサイ糖や豆乳などを使用する。
1パックの容量200グラムに対し、50グラムの豆を使用。豆に含まれるタンパク質や食物繊維を手軽に補給できるのが特長だ。例えば黒大豆を使った「バナナ&シナモン」は、たんぱく質約12グラムを摂取できる。管理栄養士の資格を持つ谷口さんは「子どものおやつや、スポーツの後の栄養補給に最適」とPRする。
新たな価値を加えて再生する「アップサイクル」として、昨年商品化した農協の業務用袋を活用した豆バッグとともに、冷凍スムージーは町のふるさと納税返礼品への採用が決まった。7月上旬にも主要サイトから購入できる。
今後、町産のメロンやカボチャを使い商品を追加できないか検討を進める。谷口さんは「バリエーションを増やし商品を進化させたい」と話している。
詰め合わせは3500円(送料別)。購入は自社サイトから。問い合わせは同店、電話011・838・8640へ。(大井一平)
(北海道新聞2023年6月1日掲載)