たいせつ農協は、旭川市東鷹栖と鷹栖町で栽培されたコメで作ったジェラート「愛すご飯」の新しい味2種類を発売した。ほうじ茶味と抹茶味で、既存のバニラ味と合わせ、たいせつ農産物直売所(同市東鷹栖1の3)で販売している。
愛すご飯は、鷹栖地域の「ゆめぴりか」をジャム状に加工し、新鮮な道産生乳と混ぜ合わせて製造した。コメ本来の甘さがあり、口当たりはなめらか。少量の米粒もあえて残すことでもちもちとした食感も楽しめる。1個(100ミリリットル)270円。
2011年夏にバニラ味を発売後、年間3千~5千個を売り上げたが、新型コロナウイルスの影響でコメ需要そのものが低迷。再びコメに注目してもらおうと、昨夏から愛すご飯のリニューアルを図り、若者にも人気のほうじ茶と抹茶のフレーバーを開発した。
開発を担当した同農協農産販売課の遠藤大介さん(31)は「爽やかなお茶の味とコメの甘さがマッチした新商品。鷹栖地域の安全でおいしいコメを食べるきっかけにもなればうれしい」と話す。 (小林史明)
(北海道新聞2022年6月7日掲載)