北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.08.29

From北海道新聞

冬の鍋商戦 ラルズ舞台*すり身団子 変身デビュー*小樽・マルハ橋本商会*名称・包装一新「ふわふわたま助」

北海道新聞記事
北海道新聞記事
包装と商品名をリニューアルした「ふわふわたま助」。ヒットなるか―

 水産加工業のマルハ橋本商会(小樽市祝津2)が抱える“不人気商品”が、脚光を浴びる日がようやく来るかもしれない。13年間売れなかったすり身団子が近く、大手スーパー「ラルズ」(札幌)の道央圏72店で一斉に扱われる。商品名と包装を一新したことで、冬の鍋商戦を仕掛けるスーパー側の目に留まった。

 商品は「ふわふわたま助」。タラなど白身魚のすり身にキャベツやニンジンを混ぜ込み、柔らかい食感が売り。同社は「鍋だけでなく、スープ、イタリア料理にも合う。加熱しても固くならない」とする。

 同商品を2010年ごろ、「たま助」の商品名で、高齢者向けとして開発。首都圏の介護施設などと契約したが、毎年200キロ製造しても「9割が在庫処分だった」という。一方、「購入し続けてくれる会社があり、製造をやめるにやめられなかった」(担当者)と打ち明ける。

 この悩みを昨秋、小樽地域雇用創造協議会に相談。スーパーの元バイヤーだった小樽物産協会の小野一洋事業部長をアドバイザーに迎え、商品名を「たま助」から「ふわふわたま助」に、青一色の包装はネコのイラストのほか鍋料理の画像を配して親しみやすさを打ち出した。小野部長は「良いものなら売れるというメーカーにありがちな発想を改めてもらった。すり身の柔らかさを前面に打ち出した」と話す。

 ラルズがこの商品にいち早く反応。担当した上柿佑介バイヤー(44)は「存在すら知らなかった商品だが、新たな需要を獲得できるのでは」と期待している。従来は1キロ1600円前後で販売。店頭販売に向けて現在、1パック当たりの個数や価格を調整している。(石垣総静)

(北海道新聞2023年8月23日掲載)

北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP