【中頓別】一般社団法人なかとんべつ観光まちづくりビューローは、運営を担う道の駅ピンネシリ(敏音知)で扱うオリジナル商品の開発に力を入れている。7月から町産牛乳を使った「なかとん牛乳ソフトクリーム」の提供を始め、土産用に「中頓別そば」とクラフトビール「黄葉」も発売。観光客らの話題を呼んでおり、担当者は「町をPRする名物にしたい」と意気込んでいる。
なかとん牛乳ソフトクリームは1個400円。道の駅では従来、道内大手ブランドのソフトクリームを扱っていたが、来館者の「地元のものを味わいたい」との要望から企画した。濃厚な牛乳の風味を、くどくなくさっぱりと食べられるよう、バニラビーンズと合わせた。週末には1日50個ほど売れる人気という。
中頓別そばは常温で持ち歩ける乾麺で100グラム290円。町内の農家が栽培したそば粉を使って道内の製麺所に委託。上品な甘さとほのかな香りが楽しめる、のどごしの良い更科そばに仕上げた。
ビールは330ミリリットル瓶850円で、美深町の美深白樺ブルワリーが製造した。中頓別で秋に見られるカラマツの黄葉を思わせる黄金色で、冬の厳しい寒さをイメージし苦みが強くキレのあるIPA(インディア・ペールエール)だ。 道の駅ピンネシリでは、食品を中心に10種ほどのオリジナル商品を扱ってきた。担当者は「館内をオリジナル商品で埋めたい」と、今後の商品開発にも意欲を見せている。問い合わせは道の駅ピンネシリ、電話01634・7・8510へ。(佐々木克昌)
(北海道新聞2023年8月26日掲載)
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