【深川】深川観光協会は、2種類の公式キャラクターを使ったTシャツなどのグッズを作り販売している。協会のオリジナルグッズは初めて。協会は「公式キャラクターが有名になり、深川をどんどんアピールしてほしい」と期待している。
公式キャラクターは「米BOY(マイボーイ)くん」と「そば犬 みのる」。米BOYくんの顔の輪郭は深川市の地図の形をしており、帽子のつばはコメ、かぶる部分はリンゴ。深川の特産品をモチーフにした。みのるの顔の形は三角形の「そばめし」から取り、体の色もそばめしの茶色とした。
Tシャツは白、黒、緑の3色で大人用(3800円)と子ども用(3千円)を7月末から販売している。緑色は初日に完売した。売れ行きにより追加生産も考えるという。
キャラクターはピンバッジにもアレンジ。カプセル入り玩具販売機「ガチャガチャ」(100円)などで販売。また3月末の留萌線廃線の時に訪れた鉄道ファンが「手帳に押せるスタンプがない」と残念がったため、キャラクターをデザインしたスタンプも作った。いずれもJR深川駅構内の深川物産館にある。
協会は、きたそらち農協のキャラクター「こめッち」を使ってきたが、より自由に使えるオリジナルキャラクター製作を模索。札幌のデザイナーに依頼し、昨年8月に公式キャラクターを完成させた。協会は、加盟する市内39飲食店の情報を載せた「ふかがわオイシイパスポート」の表紙も昨年、こめッちから米BOYくんに切り替えている。
協会は「将来的には縫いぐるみや着ぐるみも作りたい」と話し、深川PRの一翼を1人と1匹に担ってもらおうと構想を練っている。(佐藤大吾)
(北海道新聞2023年8月30日掲載)