道産のワインやウイスキーなどと、お酒に合う道内各地のご当地グルメを一度に楽しめる「北海道 お酒と食のおいしいマルシェ」が7月1~3日、札幌市中央区の大通公園で初めて開かれる。道内の自治体や経済界などが連携して販路拡大を応援し、新型コロナウイルス禍がなお続く道内観光の再興にもつながるイベントを目指している。
道や札幌市、道経連、北海道商工会議所連合会(道商連)、北海道観光振興機構、北海道新聞社などによる実行委が主催する。「花フェスタ札幌」(6月25日~7月3日)のイベントの一つで、大通公園の西8丁目会場で開催する。
マルシェでは、ウイスキーの堅展(けんてん)実業厚岸蒸溜(じょうりゅう)所(釧路管内厚岸町)や山崎ワイナリー(三笠)、北海道酒造組合の各酒蔵、大雪地ビール(旭川)、洋酒ジンのニセコ蒸溜所(後志管内ニセコ町)などが酒の販売を予定。ご当地グルメではフランス料理のル・ジャンティオム(札幌)、炉端焼きのはたご家(釧路)、焼き鳥の一平本店(室蘭)などの出店が決まっている。
最終的な出店者は、実行委が交渉中のワイナリーやレストランなどを含め、酒が40社、グルメが20社となる見通し。来場した道民や観光客が陽光の下、安心して酒とグルメを楽しめるよう、会場内の非接触や密回避を徹底した上で、飲食ができるスペースをつくる計画だ。
実行委に加わっている札幌、函館、旭川、釧路、小樽、室蘭6市の市制100周年記念行事として、各市のPRブースも設ける。
北海道新聞社は創刊80周年記念事業として新聞紙上や、北海道の食と観光に特化したWEBメディア「TripEat(トリップイート)北海道」で、出店者の情報発信を行う。
問い合わせは実行委事務局の北海道新聞社事業センター(電)011・210・5329へ。(拝原稔)
(北海道新聞2022年4月18日掲載)