札幌の中心部に近い紅葉スポット・中島公園に10月16日、行ってみると、秋色に色づき始めていました。木によって紅葉の進み具合は違いますが、写真を撮りながら散策したり、愛犬を連れて散歩したりする人や、松ぼっくりを拾い集める子どもたち、外国人観光客らが園内を歩きながら、紅葉を眺めています。公園管理事務所によると、見応えのある状態になるのは10月下旬から11月上旬の見通しとのことです。
南9条通、地下鉄南北線中島公園駅側から園内に入った道の両脇には、イチョウが植えられています。入り口近くはまだ緑色が濃い状態ですが、少し公園の中に入ると、黄緑色になってきています。
イチョウ並木を抜けると右側に滑り台やブランコを置いてある遊戯広場が見えてきます。大きく羽を広げたような赤く色づいたモミジ越しに、子どもたちの元気な声が聞こえます。
さらに進んで、菖蒲池にさしかかると、アズキナシやハルニレが赤やオレンジ色に染まっていました。
池のほとりの散策路をボート乗り場に向けて進んでみると、池沿いに植えられたエゾヤマザクラがオレンジ色に。晴れていますが、日差しは完全に秋のものです。
ボート乗り場を過ぎた辺りで、池の対岸のプレミアホテル中島公園札幌の方を眺めると、ソメイヨシノやイタヤカエデが紅葉していました。
札幌コンサートホールkitaraの近くのあるシナノキは、ハート型の葉がところどころ黄色くなっており、枝を丸く大きく広げていました。
豊平館前のイタヤカエデも燃えるような赤色。水色で縁取られた白い外壁との対比が際立ちます。
池に映った木々や青空もきれいです。ふと芝生に目を落とすと、もうすでにかなり葉が散ってしまっている木もあります。
日本庭園の中にも行ってみましょう。池を囲む木々が色づいています。水面に落ちた葉や水鏡に映る紅葉もきれいです。小1時間園内を歩いていると、手が冷たくなってきました。
中島公園管理事務所は「今年は猛暑の影響もあり、少し遅れ気味。紅葉の早いサクラなどはもう色付いていますが、モミジはもう一息というところ。イチョウなどは遅く、11月上旬まで楽しめます」としています。
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