北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.10.25

From北海道新聞

老舗ホテルのあのパン 再び*旭川の田中さん 「リトルグランド」開店*地場素材にこだわり30種

北海道新聞記事
北海道新聞記事
「リトルグランド」の18日のオープンをPRする田中さん
「リトルグランド」の18日のオープンをPRする田中さん

 旧旭川グランドホテルや前身の旧ニュー北海ホテルで40年以上親しまれ、2018年に閉店した「ベーカー ペストリー」の味を継ごうと、「リトルグランド ザ ベーカリー」(旭川市豊岡4の5)が18日に開業。ホテルの元従業員でベーカー長の田中隆幸さん(59)は「伝統の味と新たに開発した両方のパンを楽しんでもらいたい」と話す。

 田中さんは旭川出身。市内の高校を卒業後、1983年に旧ニュー北海ホテルに入社した。配属先は第2希望として出していたベーカー部門「ペストリー」。当初は特にパン好きではなかったが、自分が丹精して作ったパンを食べた客から「おいしかった」と言われる度に仕事への熱量も自然と上がっていったという。

 旧旭川グランドホテルは2018年4月に「OMO7旭川」に名称が変わり「ペストリー」は閉店。田中さんはパン作りから遠ざかった。一方で常連客から「あの味が忘れられない」と惜しむ声が届いた。もう一度なんとかやれないか―。昨年12月に同ホテルを退職し、パン店開業に踏み切った。

 一方、運営面は旧旭川グランドホテルの同僚だった湯浅秀昭さんが専務を務める竹内山林緑化農園(美瑛町)が創業100年を迎えたことを記念した事業の一環で設立した子会社「リトルグランド」が行うことになった。

 「リトルグランド ザ ベーカリー」では、美瑛産の小麦や乳製品など地場産にこだわった食パン「エブリタイム」(1斤あたり648円)のほか、旧グランドホテルでも提供していたデニッシュ・ペストリー(313円)やバターロール(162円)など約30種類を販売する。田中さんは「『またあのパンが食べられた』とお客さんに喜んでもらえるよう頑張りたい」と意気込む。

 営業時間は午前9時~午後3時まで。月、火曜日が定休日。問い合わせは店の電話080・6579・3111へ。(山中悠介)

(北海道新聞2023年10月17日掲載)

「うまみに余韻」 パン工房オープン*上砂川の協力隊員 勝長さん*町内唯一*天然酵母やホエイ「くせになる味」
北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通西3-6

食と観光

PAGETOP