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2023.11.25

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉うらがみミート=十勝管内幕別町*十勝産豚肉 薫煙じっくり

北海道新聞記事
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清水町の豚肉を使った「ベーコン」や「ロースハム」など
清水町の豚肉を使った「ベーコン」や「ロースハム」など(中川明紀撮影)

 弾力のある肉質の中に、香ばしさとほんのりした甘みが広がる。十勝管内幕別町の精肉店「うらがみミート」は、十勝産肉を使った「豚バラベーコン」(450円)や「ウインナーソーセージ」(460円)などが地元で評判だ。

 1978年創業。同管内忠類村(現幕別町忠類)の役場職員だった浦上孝代表(75)が、自営業で生計を立てようと一念発起し、士別市の知人を訪ね、骨と肉を切り分ける豚の除骨の技術を学んだのが始まりだ。当初は無店舗の精肉屋として開業し、豚肉やラム肉、鶏肉、牛肉を扱う移動販売車で近隣市町村を巡った。89年に現店舗を構え、その場で味わえる「レストラン ケルン」を併設する。

 豚肉の加工商品には、いずれも同管内清水町の「やぶ田ファーム」から仕入れた豚肉を使用する。抗生物質を使わずに肥育している。浦上さんは骨が付いた豚の枝肉を購入し、ミンチやブロック肉にしている。

 「ウインナーソーセージ」は塩コショウで味つけした豚ミンチに、道産タマネギを混ぜて羊腸に詰め込む。店内工房の一室でナラの木を燃やして約1日、じか火で薫煙する。さらに20分ほど釜ゆでし、じっくりと室内干しをする。完成までに1週間ほどかかるという。

ナラの木を燃やし、豚肉をじっくりとじか火で薫煙する浦上孝さん
ナラの木を燃やし、豚肉をじっくりとじか火で薫煙する浦上孝さん(中川明紀撮影)

 ベーコンは事前に1~3週間、塩漬けしてからじか火でいぶす。浦上さんは「余分な脂と水分を飛ばすことでうまみを凝縮できる」と説明する。

 店頭には、忠類の特産品のユリ根を混ぜ込んだ「ゆり根フランク」や無添加の「ロースハム」など40種類以上の商品をそろえる。レストラン(約20席)は予約制。浦上さんは「素材の味を楽しめるよう味つけをシンプルにしている。十勝のおいしい豚肉を味わって」と勧める。(帯広報道部 安達杏奈)

▼所在地 幕別町忠類白銀町213
▼電話 0155・88・2211
▼営業時間 午前9時~午後8時
▼取り寄せ ネット通販の北海道スロウなお買い物(https://www.n-slow.com/shopdetail/000000000103/)またはファクス0155・88・2211で受け付ける。
▼定休日 不定休
▼交通 十勝バス「忠類」から徒歩約5分

(北海道新聞2023年11月24日掲載)

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