JR新札幌駅や札幌市営地下鉄新さっぽろ駅に直結し、飲食店や物販店の入る商業施設「BiVi新さっぽろ」が11月30日(木)の開業を前に28日、報道陣に公開されました。2階は飲食店街で、和洋中、創作料理などの飲食店やテイクアウト店計15店(開業当初)が出店。一足先に、出店するお店を紹介します。
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緑を感じられる屋内公園、大型ビジョンも
2階中央には「BiVi PARK」と名付けられた屋内公園が整備され、緑が感じられる空間になっています。3階まで吹き抜けの天井には16メートル四方の大型LEDビジョンが設置され、季節や時間帯によって空や雲などの映像が映し出されます。時々、飛行機が飛んでいる映像も流れました。
気軽に楽しみたい軽食やカフェ、甘味処
【Gentle Bagel】
飲食店は、この公園を囲むように回廊状に配置されています。天井までの大きな窓があるカフェが「Gentle Bagel(ジェントルベーグル)」です。ここはベーグル専門店で、全粒粉や抹茶、チョコ、チーズなど15種類ほどのベーグルが並びます。「ダイガクイモ」や「ジェントルパンプキン」「アップルシナモンティー」などの変わり種も。
また、全粒粉のベーグルにローストビーフやポークリエット、鴨ローストなどの具をはさんだ「ごちそうベーグル」や、ソイマヨネーズと固ゆで卵の卵サラダをはさんだ卵サンドもあります。サラダケールとピクルスなどがセットになった「フレッシュケールサラダセット」やラタトゥイユなどのサイドメニューもあり、ベーグルやサンドとセットにもできます。
【宮田屋珈琲】
少し照明を落としたシックな雰囲気なのが「宮田屋珈琲」。札幌・清田の本店のほか、市内外に店舗を展開しています。自家焙煎のおいしいコーヒーが目玉ですが、BiVi新さっぽろのみで取り扱うメニューがクロワッサンとカンパーニュ。クロワッサンはハムチーズとウインナー、ハニーマスタードチキンの3種のサンドで、モーニングでも提供。カンパーニュは「とろとろチーズ」と「とろとろピザ」の2種類で、丸いカンパーニュの真ん中にたっぷりのソースが入っています。
【桑田屋】
本店が小樽市の「桑田屋」は甘味処です。看板商品は小樽発祥の「ぱんじゅう」。パンとまんじゅうを掛け合わせたお菓子です。たこ焼きほどの大きさで、薄い生地にあんがたっぷり。あんはこしあんや粒あん、クリーム、チョコ、チーズなど定番8種類のほか、季節限定の2種類を用意。ばら売りのほか、ぱんじゅう3個とドリンクのセットもあります。パフェやフルーツフラッペも提供します。
【totono cafe】
「totono cafe(トトノカフェ)」は江別市野幌のカフェを移転オープン。看板メニューは注文を受けてから焼き上げる小麦粉不使用のパンケーキです。自家製ソースをパンケーキの中に閉じ込めた「フォンダンショコラパンケーキ」や「塩生キャラメルパンケーキ」など甘いデザート系のほか、「ローストビーフのパンケーキ」や「エビとキノコのアヒージョパンケーキ」などしっかり食事にもなるものもあります。
創作すしや海鮮、和食も充実
【創作SUSHI舎利バル】
「創作SUSHI舎利バル」は、新鮮な魚貝のほか、肉や野菜などの創作ずしのお店です。マグロやイカ、ホタテなどの一般的なネタに加え、ローストビーフや牛フレーク、芽ネギ、シイタケなどの野菜も握ってしまいます。夜は揚げ物やサラダなどの一品料理もあります。ランチは、ばらちらしのような「漁師めし」やニシンの親子丼、ローストビーフ丼などがあります。
毎週金曜には、函館で朝水揚げした海産物をJRの特急北斗1号で運び、夕方には店で出す特別メニューも用意します。運営会社がJR北海道フレッシュキヨスクだからこそできる〝裏ワザ〟です。
【一田一茶】
「一田一茶(いちでんいっさ)」はおでんと飲茶のお店。日高昆布などでとっただしが自慢のおでんと、オリジナルのみそおでん、焼売や小籠包などの飲茶が看板メニューです。飲茶は「海老チーズ春巻き」「パクチー春巻き」などの変わり種もあり、日替わり、週替わりでさまざまな種類を用意しており、店のスタッフは「何度来ても、いろいろな味を飽きずに楽しめます」と話します。
【ちきんくれすと】
手頃な価格の焼き鳥店「ちきんくれすと」。鳥串や豚串などは鮮度のいい肉を毎日、店で手仕込みしますが、価格は160円から、アルコールもサワー類が250円からとお手頃。ランチ専用のメニューはなく、昼から夜まで通しで営業します。昼飲みも推奨しており、店のスタッフは「ゼロ次会で来てもよし、何ならどこのお店に行くか相談するために来てもらってもいいです」とのことです。
【新鮮組 魚×魚】
「新鮮組 魚×魚(ぎょぎょ)」はその名の通り、海鮮メーンのお店。店内にはカニやホッキ、ホタテが入ったいけすが置かれ、カウンターには新鮮なカニやハッカク、ウニのおりなどが入った冷蔵ケースもあります。まぐろやタコ、しめさばなどがのった海鮮丼もありますが、好きな具材を選んでオリジナルの丼をつくることもできます。お刺身や握り、一品料理もあり、夜は海鮮居酒屋としても利用できます。
【蕎麦処 関】
「蕎麦処 関」は札幌・すすきのの「蕎麦とわいん関」の2号店。とろろや磯のり、肉カレー、エビ天、鴨南などのそばメニューは、すべて道産小麦でつくるひやむぎに変えることができます。そば、ひやむぎに並ぶ看板メニューが卵サンド。そば店ならではのだしをきかせただし巻き卵をはさんでいます。すすきのの本店でも人気だそうです。
洋食や中華、イタリアンetc…フードのジャンル多彩に
【忠良農場】
「忠良農場」は岩見沢市の養鶏農場「北海道ウイングファーム」の直営店。平飼いで育てたニワトリやその卵、バルバリー種のフランス鴨などの料理を提供します。ランチは自慢の卵を使ったオムライスが中心で、夜は鶏モモ肉の1本焼きやくさみがなく、味が濃いというバルバリー種の鴨すき鍋などもそろいます。また、地下鉄やJRにつながる通路に面しているので、朝は午前7時から、テイクアウト用として卵サラダやチキン南蛮タルタルなどのサンドイッチも販売します。
【幸福中華サワダ】
店頭にシェフの等身大パネルが置いてあるのは、「幸福中華サワダ」。大阪市で開店翌年から6年連続、ミシュランで一つ星を獲得している「中国菜エスサワダ」の系列店で、道内初出店です。店頭にシェフの等身大パネルが置いてあり、カジュアルに本格的な味を楽しめるといいます。お勧めは「サワダ式麻婆豆腐」。自家製麻婆醤をベースに2種類の自家製ラー油を使い、辛さの中にうまみがあるのが特徴。店のスタッフは「しびれや香りも絶品です」と胸を張ります。
【FOR SEASON】
「FOR SEASON(フォーシーズン)」はステーキ店です。お米は道産ななつぼし、牛肉は道産黒毛和牛を使用。メニューには、サーロインやロースのステーキのほか、ローストビーフ丼やステーキカレー、ハンバーグもあります。「ビーフ&ビーンズ丼」は牛そぼろと数種類の豆の丼で、女性に人気だそうです。「フォーシーズンプレート」はステーキやサラダ、カニ爪フライなどがワンプレートに盛られた「大人のお子様ランチ」です。
【一文字premium】
函館ラーメンの「一文字premium」は、札幌初進出。函館市内で20年以上続く地元の味です。看板メニューはもちろん、函館塩ラーメン。南茅部産の昆布と丸鶏を使った、透き通った淡麗なスープが自慢です。そのほかにも、大阪の人気ラーメン店とコラボレーションした限定ラーメンや週替わり、月替わりでさまざまなラーメンを出すそうです。
【エイトカリィ】
札幌・平岸で人気の「エイトカリィ」の3号店。濃厚でこく深い「元祖伊東さんのカレー」や果物と野菜をふんだんに使ったスパイシーカレーなどを提供。人気のハンバーグ、オリーブオイルで揚げた素揚げ野菜やあべ鶏の唐揚げ、厚切りベーコンなどの具があります。ライスやルーの量を選ぶことができ、辛さも1の小辛から5の激辛まで調節できます。
【YORIMICHI】
「YORIMICHI」は東京都内で展開するイタリアンで、北海道初出店。パスタは江別産のハルユタカを使った生麺で、フォカッチャにもハルユタカを使用。池田牛や望来豚、知床鶏など、道産素材にこだわっています。一方で、東京で培ってきた仕入れルートで、野菜や食材も活用するそうです。パスタのほか、豚肉や野菜のロースト、サラダ、フリットなどもあります。
2階飲食店街ではほかに、シュークリームが人気の菓子店「UMEYA(梅屋)」が入り、ポップアップストアとして期間限定で営業するコーナーに、梅干し専門店の「梅祭」が出店しています。さらに、イタリアンとそば店もセカンドオープンする予定です。
1階にも飲食店、スーパーやドラッグストアも
【サザエ】
これは1階ですが、おにぎりとおはぎの「サザエ」の61店目も入っています。チーズおかかやいくらしょうゆなどの定番のおにぎり、げんこつザンギやメンチカツ、チーズフォンデュコロッケなどのそうざいを販売しています。注目は、BiVi限定のおにぎり。ビビンバとピュアコーン、ダブルえび天の3種類です。ダブルえび天は、サザエ各店で1番人気のえび天の具を2本に増量。こぶし大のおにぎりから豪快にはみ出したえび天が迫力です。
1階にはコープさっぽろやサンドラッグ、3階には「ロフト」や100円均一の「キャンドゥ」、雑貨店などが、4階には英会話教室や美容室などが入ります。
グランドオープンは11月30日(木)午前10時。飲食店街は各店で営業時間が変わります。
住所 | 札幌市厚別区厚別中央1条6丁目3-3 札幌市営地下鉄東西線新さっぽろ駅10番出口直結 |
電話番号 | 011・807・0821 |
札幌・狸小路の新ランドマーク 食やお酒も魅力的 「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」7/20オープン