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2023.12.08

「まるっと愛媛フェア」開幕 フレッシュな柑橘やジュース 12/11(月)まで大丸札幌店で

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

青果売り場「フレッシュワン」に並ぶ愛媛の柑橘類。生産者や果樹園の映像も流しています

 愛媛の食の魅力を紹介する「まるっと愛媛フェア」が12月8日(金)、札幌市中央区の大丸札幌店(北5西4)で始まりました。初めての開催で、愛媛が誇る柑橘(かんきつ)類やその加工品などを販売しています。愛媛県でしか栽培されていない希少な柑橘「紅まどんな」や無農薬のレモン、種類の違う柑橘のジュースやゼリーも並んでいます。11日(月)まで。

温州みかん、紅まどんな、レモン…ジューシーな柑橘勢ぞろい

売り場は一面のオレンジ色

 地下1階の青果を販売する「フレッシュワン」と食品雑貨を扱う「グローサリー売り場」の2カ所で展開しています。フレッシュワンには「紅まどんな」や温州みかん、無農薬のレモンやアボカドなどが並びます。

1袋に大小10個ほどの温州みかんが入っています
味がぎゅっと詰まっているみかん

 温州みかんは、大小取り混ぜ10個ほど入って1080円。購入して、編集部で小さめのものを1つ食べてみました。皮は薄め。果実はしっかりしていて、甘みが強く、味がぎゅっと詰まっています。

売り場に並ぶ無農薬レモン「レモネード」
レモンなのに酸っぱくありません。むしろ、甘い

 松山市の道後平野にある「峰ちゃん農園」の無農薬レモン「レモネード」(2個864円)がありました。瀬戸内の暖かい気候に恵まれ、同農園は山の峰に位置し、松山城と瀬戸内海を一望できる日当たりのいい斜面で、柑橘類が甘さをたっぷり蓄えて育っているそうです。「レモネード」は、糖度が高く、「丸かじりできる甘いレモン」とされています。

 購入して編集部でカットしてみました。見た目はしっかり、レモン。ところが、食べてみると甘い!レモンの香りと風味はしますが、酸っぱさはありません。さわやかな甘みが前面に出ていて、目をつぶって食べたらとてもレモンだとは分かりません。

峰ちゃん農園の「峰まどんな®」
同じ品種ですがブランド名は「あいか」

 同じ「峰ちゃん農園」で生産された紅まどんな「峰まどんな®」(3玉、1890円)と松山市の石丸農園でつくった同品種のブランド柑橘「あいか」(1玉648円)を食べ比べてみました。

 大きさや見た目はほとんど区別が付きません。どちらも皮が薄くて果汁がたっぷり、柔らかく、手でむくと崩れてしまうため、ナイフでカットします。半分に切った後、くし形にする「スマイルカット」で食べます。「峰まどんな®」は一口かじっただけで、ジュワーッと果汁があふれます。甘い!甘すぎるほどです。果物ではなく、ゼリーを食べているようです。「あいか」も果汁たっぷり、甘いのですが、かすかに酸味もあります。どちらもぜいたくな自然の甘さで、後味はさっぱりしています。

河内晩柑、温州みかん、不知火…ジュースを飲み比べ

河内晩柑(左)と温州みかん(中央)、不知火のストレートジュース

 紙パックに入った「愛工房」のジュース「宇和島ストレートジュース」(各125ミリリットル、230円)が3種類ありました。機械で外皮をはがして果実を搾汁する「インライン方式」でしぼっているため、外皮の油分が入らず、苦みやえぐみのない、さらっとした口当たりに仕上がるそうです。

 特別に許可をもらって、売り場で飲み比べてみます。最初に「宇和島みかん」を一口。酸味が少なく、嫌みのないさらっとした甘さがあって、「THE・温州みかん」です。次に「愛媛不知火」。しっかり甘みはありますが、ほどよい酸味があって、ちょっととろっとしているように感じるほど、濃い味です。「愛媛河内晩柑」はほかの2つと違い、黄色。さわやかな酸味とほんのりとした甘み、少し苦みもあって、「和製グレープフルーツ」といったテイストです。

ブランド柑橘「紅まどんな」のケーキ

見た目よりずっしり重いケーキの箱を持って勧める正岡さん

 愛媛の食材を使った商品開発などを手がけるBEMAC(ビーマック、本社・今治市)の正岡慎平さんが、「紅まどんな」を使ったパウンドケーキ「瀬戸の愛につつまれた まどんなのよろこびプレーンハーフ」(2700円)の試食販売をしていました。正岡さんは「このケーキには、生地に皮ごとピューレにしたものを練り込み、上にスライスしたものをのせています」と説明します。

 箱を持ってみると、見た目よりずっしりと重く、ぎっしり詰まっている感じです。冷やして食べるとおいしいそうです。生地はしっとりしており、柑橘のさわやかな香りとさっぱりとした甘さがあります。

だししょうゆ、ピクルス、カステラ…加工食品も

グローサリー売り場に設けられた「まるっと愛媛フェア」のコーナー

 グローサリー売り場に行ってみましょう。みそやしょうゆ、ピクルス、ジュースなどが並んでいます。八幡浜市の「ミヤモトオレンジガーデン」のジュース「もぎたて自然のしずく」は「温州みかん」や「甘夏」など4種類、「寒天ゼリー」は清見やせとかなど6種類もあります。飲み比べ、食べ比べすると楽しそうです。グローサリー売り場の責任者の松本慶一さんは「詰め合わせて手土産にするのも、喜ばれそうです」と話します。

 松本さんのお勧めは、二宮醸造の「上灘いりこの出汁つゆ」(200ミリリットル、918円)。久万高原の湧き水で仕込んだ木樽しょうゆと、上灘産のいりこの山と海の恵みを合わせただしつゆです。松本さんは「小さないりこの内臓を取り除いているので、えぐみがなく、いりこの優しいまろやかな味が生きています」と話します。

まろやかな味のピクルス
さわやかな甘みのカステラ

 5種類あった「道後ピクルス」(1800~1960円)の中から、「和風の季節野菜」を購入しました。ダイコンとサツマイモ、ニンジン、キュウリが入っており、酸っぱさは抑えめ。だしのようなまろやかさとスパイスの香りが立ちます。ダイコンやサツマイモの素材の味も感じられる優しい風味です。

 松山市の菓子メーカー、アンシャンテの「匡・松山カステラ 道後小町」(3切れ入り、720円)は、プレーンと塩味、抹茶の3種類。しまなみの風(伯方の塩)を買ってきました。愛媛県内の地場産卵を使い、香料や着色料、保存料は入れていません。生地はふかふかで、しっとり、なめらかです。カステラ特有のざらめのジャリジャリはなく、薄紙をはがした濃い茶色の部分も上品な甘さ。さっぱりと食べられました。

 まるっと愛媛フェアは11日(月)まで。売り場の営業時間は午前10時から午後8時までです。9日(土)には、柑橘類のエキスパート「柑橘ソムリエ」の寄川豊和さんが来店し、午前11時と午後2時から30分ほど、「おいしいみかんの選び方」について、教えてくれます。希望者が多い場合は抽選になることもあります。

共同・協業販路開拓支援補助金事業

企画 北海道コカ・コーラボトリング株式会社

協力 株式会社 伊予銀行

〈PR〉「まるっと愛媛フェア」 大丸札幌店で開催(12/8~11)~柑橘類の名産地から美味しい特産品がずらりと並ぶ4日間
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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