北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2022.06.30

From北海道新聞

炭鉱コロッケ マチの名物に*「東京食堂」佐藤さん、芦別高生と開発*5具材でヤマをイメージ

北海道新聞記事
北海道新聞記事
揚げたてのご当地コロッケ「高芦ッケ」や材料を手にする左から佐藤さん、斎藤さん、栗林さん、寺島さん
揚げたてのご当地コロッケ「高芦ッケ」や材料を手にする左から佐藤さん、斎藤さん、栗林さん、寺島さん

 【芦別】芦別市民会館内(北1東2)で「東京食堂」を営む佐藤法正さん(66)が、料理人を志す芦別高2年生3人とご当地コロッケを開発し、27日から同食堂で提供する。5大炭鉱で栄えた芦別の歴史や文化を食で伝えようと5種の具材でヤマをかたどり、新たな名物料理を目指す。

 佐藤さんは芦別出身で料理人歴49年目。東京の和食店の料理長などを務め、2020年8月に「古里にくつろげる場所を」と同食堂を開業。休日は小学生の食育団体「芦別米米くらぶ」を主宰する。5月に芦別高から職場体験実習の協力依頼があり、「若者の力になれば」と快く引き受けた。

 3人は斎藤羚利さん(17)、栗林由右斗さん(16)、寺島龍一郎さん(16)で、「おいしいものを作って人を笑顔にする仕事をしたい」と卒業後は全員料理の道を目指す。斎藤さんと寺島さんは居酒屋のアルバイトで経験を積んでいる。

 芦別は三井や三菱など芦別五山と呼ばれた炭鉱で栄えた。「食で芦別らしさを伝えたい」という3人のアイデアを生かし、佐藤さんが芦別産ジャガイモをメインに、石炭をイメージした黒豆のほか、豚肉、紅しょうが、アスパラガスやニンニクの芽など「青物」の5具材を使いヤマをイメージして三角形に成形したコロッケを開発。「高芦ッケ(こうろっけ)」と名付けた。

 3人は24日の職場実習で具材を混ぜて三角形に握り、パン粉を付けて揚げた。佐藤さんは「懐かしい味に仕上がった。名物料理に育てたい」と話す。高芦ッケは27日から、丼や定食(すべて680円)の小鉢として提供する。土日祝休。午前11時~午後5時。(森田彰)

(北海道新聞2022年6月25日掲載)

北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP