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2023.12.23

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉カレーとカレーうどん うず=札幌市*鶏とカツオのだし 香り高く

北海道新聞記事
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道産食材を使ったカレーうどんとホタテのバターライス。バターも十勝産だ
道産食材を使ったカレーうどんとホタテのバターライス。バターも十勝産だ(石川崇子撮影)

 ほどよくコシのある麺に、カツオだしの利いたカレースープが絡む。低温調理された鶏もも肉のチャーシューはしっとりと軟らかく、ジューシー。札幌市北区の「カレーとカレーうどん うず」が作る「カレーうどん」(850円)は、寒い冬にぴったり。「スープカレーやラーメンに匹敵する札幌の名物としてカレーうどん文化を根付かせたい」との心意気が伝わる。

 香り高くマイルドな味わいのスープが特長。よりうまみが強く脂肪が少ないという徳島産の鶏がらスープと、カツオだしを合わせ、何種類ものスパイスを配合した。道産小麦100%の麺は、歯切れが良く、つるっとした食感。道産大豆から作られた油揚げは、大きく肉厚で食感もよく、染みたスープが口に広がる。

 同市内でルーカレー店を経営する原田規正さん(41)が約3年間の試作を重ね、昨年8月、原田さんの店で長年勤務してきた今井香織さん(40)と一緒に店を構えた。席は「客同士がひしめき合って麺をすする体験をしてほしい」と、カウンター9席のみにした。

今井香織さんが調理する店内。客の顔を覚えるのが得意という
今井香織さんが調理する店内。客の顔を覚えるのが得意という(石川崇子撮影)

 麺はあらかじめ少し湯通ししておき、素早く提供できる。このため、平日は周辺に勤めるサラリーマンや学生などでにぎわう。週末は家族連れや観光客なども多く訪れるそう。

 常連客には「豚角煮カレー」(950円)などルーカレーの人気も高い。じっくり炒めた玉ネギと果物の甘みが絶妙に調和した特製ルーは、後からくるぴりっとした香辛料の辛さがアクセント。軟らか過ぎず弾力が出るよう炊きあげた米「ななつぼし」によく合う。辛さは、中辛とより辛い「極辛」から選択できる。

 毎月変わる限定のカレーうどんや、噴火湾産のホタテを使ったバターライスとのセット(1200円)も楽しめる。店長を務める今井さんは「家では残ったカレーで作ることが多いカレーうどんのイメージを変えたい。気軽に足を運んで」と勧める。 (神田幸)

▼所在地 札幌市北区北8西3の13の8
▼電話 080・6909・1407
▼営業時間 午前11時~午後8時(日曜に営業する場合は午後3時まで)、年末年始は変更があるため、事前に問い合わせを
▼取り寄せ 自社ホームページ(https://uzusapporo.official.ec/)から
▼店休日 不定期で日曜日に休み
▼交通 JR札幌駅北口から徒歩約3分

(北海道新聞2023年12月22日掲載)

〈マチのこだわり味自慢〉うらがみミート=十勝管内幕別町*十勝産豚肉 薫煙じっくり
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