【弟子屈】若手経営者らによるまちづくり会社「テシカガタウンラボ」(上村剛志社長)が、町内で育てた「摩周和牛」と「弟子屈ポーク」を使った2種類の肉まんの販売を始めた。大きめでボリューム十分で、食べた人にも好評といい、「弟子屈の新しい名物に育ってほしい」と期待している。
地場の食材を使ったオリジナル商品の第1弾。手頃な価格で気軽に食べられるようにと肉まんを選んだ。商品にならない部位を無駄なく活用するメリットもある。同社の発起人のひとりで焼き肉店「炭家石花木金」の中尾幸也社長が味付けを担当し、製造を担った食肉工房よしやす(釧路市)と試作を繰り返した。
肉まんは肉50グラム、皮60グラムと通常より大きめでボリュームたっぷり。肉のうまみだけを楽しめるように野菜は使っていない。ふわふわの皮にソースがしみ込み、飽きずに食べられる。味付けも牛は甘辛、豚は甘くするなど、肉質に合わせて変えてある。
札幌や厚岸のイベントで試験販売をして改良を重ねてきたが、昨年12月から町民に知ってもらいたいと、同社で販売を開始した。今後はパッケージを完成させて、冷凍品の販売やふるさと納税の返礼品にしたいと意気込む。
同社で売っていて今月は週2日、販売を予定している。販売日はインスタグラム(https://www.instagram.com/teshikaga_townlab/) 等で告知している。「摩周和牛 牛まん」は600円、「弟子屈ポーク ぶたまん」は400円。問い合わせは同社、電話015・486・9027(平日午前10時~午後5時)へ。(清水竜也)
(北海道新聞2024年1月10日掲載)