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2024.02.15

From北海道新聞

自慢の中華まん 全国にお披露目*遠軽の料理店「博覧会」初出品で完売*地場産ホタテ ふんだんに

北海道新聞記事
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道産小麦を使ったもちもちの皮で包んだ中華まんを紹介する田沢雅広さん
道産小麦を使ったもちもちの皮で包んだ中華まんを紹介する田沢雅広さん

 【遠軽】町大通北3の中華料理店「456(しごろ)」が、全国各地のご当地中華まんが一堂に会する「中華まん博覧会」に看板商品を初出品し、好評を博した。自宅でも手軽に食べられる本格的な中華まんとして、2022年12月に販売を始めた自慢の味。オホーツクの食材をふんだんに使った具材をもちもち食感の皮で包んだ5種類があり、町内外から人気を集めている。

 博覧会は1月24日~2月4日、埼玉県越谷市で開かれ、全国各地の66店から約100種類が勢ぞろいした。「456」店主の田沢雅広さん(54)は、博覧会を主催するご当地グルメ研究会(東京)から依頼を受け、全5種類を出品。イベント開始からわずか4日間で用意した千個を完売。1番人気は本格中華の味を楽しめる「エビチリまん」で、道産ホタテを使った「ホタテのオイスターソースまん」や、甘い「かぼちゃまん」の売れ行きも良かったという。

 店は町出身の雅広さんと長崎出身の妻の竹代(ささよ)さん(55)が切り盛りする。雅広さんは遠軽高を卒業後、横浜の中華街などで10年間修業し、1999年、念願だった地元での出店をかなえた。「本格的な中華料理を遠軽の人たちに味わってもらいたくて」と話す。

 中華まんを販売したきっかけは、新型コロナウイルス禍だった。それまでは食材から味つけまでこだわり抜いた料理で人気を集めていたものの、コロナ禍で店の営業時間が制限され、経営も苦境に陥った。雅広さんは「お客さんに家で食べてもらえる中華を作ろう」と一念発起し、中華まんの試作を始めた。

 生地の材料、こねる時間、発酵温度―。条件を変えて何百パターンもの試作を重ねた。「夫婦2人ともこだわりが強くて。試作品は何万個になるだろう」と雅広さん。完成までに約2年を費やした中華まんは、電子レンジで解凍できる冷凍パックで販売したこともあり、お持ち帰り用として購入する人が続出し、多くのリピーターがいる。

 店は今年、創業25周年。田沢夫妻は「中華まん博覧会は、全国の人にうちの自慢の味を知ってもらえる良い機会だった。これからもおいしい中華まんを追求し続けます」と張り切っている。 (今井彩乃)

(北海道新聞2024年2月7日掲載)

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