日本の北と南の端の北海道と沖縄が力を合わせて日本を元気にするプロジェクト「どさんこしまんちゅプロジェクト」(事務局・北海道新聞社)の一環で、缶チューハイ「オリオンWATTA(ワッタ)メロン&マンゴー」がオリオンビール(沖縄県豊見城市)から全国発売されました。同プロジェクトで新商品を全国発売するのは初めて。北海道と沖縄を代表するフレッシュなフルーツが融合し、新しいおいしさを生み出しました。
マンゴーとメロンの香り、後味はさわやか
「WATTA」はオリオンビールのチューハイブランドで、これまでパイナップルやシークヮーサー、パッションフルーツなど沖縄のフルーツのフレーバーの缶入りチューハイ6種類をリリースしています。今回は初めて、北海道のフルーツとのコラボレーションです。
缶は赤やピンクの華やかなデザイン。チューハイはシャンパンのような黄金色で、コップに注ぐと炭酸の泡がシュワシュワしています。飲んでみると、一口目にマンゴーのトロピカルでフルーティーな香りととろっとした甘さがあり、北海道の赤肉メロンの芳醇な香りが追いかけます。甘口ですが、べったりとした甘さではなく、後味はさわやか。アルコール分は4%で強いお酒が苦手な人にも飲みやすくなっています。
北海道と沖縄のフルーツで試作重ね
WATTAメロン&マンゴーは、どさんこしまんちゅプロジェクトの会員の三菱食品(東京)が、北海道と沖縄の食材を使った製品を開発したいとオリオンビールに持ちかけ、開発に着手。試作を繰り返し、1年ほどかけ、赤肉メロンとマンゴーの組み合わせになりました。
どさんこしまんちゅプロジェクトには、北海道や沖縄から約110の企業や団体が参加しています。プロジェクトではこれまで、北海道や沖縄、首都圏、関西などで、文化や物産、観光を紹介するフェスティバル、地域経済について考えるフォーラム、会員企業や大手企業との商談会などを開催してきました。
その中で、北海道の生乳沖縄のマンゴーを組み合わせたソフトクリーム、沖縄の黒糖きなこを使った北海道の企業が製造したお菓子、北海道のトウモロコシを使って沖縄の企業が製造したお菓子など、地域限定で販売した商品はありますが、全国展開はこれが初めてです。
サツドラやアークスグループのスーパー店頭に
WATTAメロン&マンゴーは全国のスーパーやコンビニなどで販売。北海道内では、サツドラやアークスグループのスーパーなどで扱っています。オープン価格ですが、サツドラでは158円(税込み)で販売されていました。
売り上げの一部は、環境保護に取り組む知床財団と世界自然遺産沖縄基金に寄付されます。