札幌の中心部のホテル「アンワインド ホテル&バー札幌」(中央区南8条西5丁目)で5月10日(金)から3日間、テント型サウナを楽しむイベント「UNWIND SAUNA〝totonoi〟Rooftop」が開かれています。焚き火を囲んでテント型サウナと水風呂が設置され、サウナで汗を流し、水風呂や外気でクールダウンした後に焚き火を眺めながら「ととのいタイム」を楽しむことができます。
アンワインドは2017年に札幌にオープン。10階のバー「lgnis(イグニス)」に隣接するルーフトップには、通常も焚き火台が設置されており、夜になるとまきをくべ、揺れる炎を見ながらお酒やフードを楽しむことができます。サウナイベントは昨年11月に続き、2回目。街中にいながら、屋外で焚き火とサウナを楽しみ、アウトドア気分を味わうことができるほか、ホテルクオリティの飲食も提供しよう-と、同ホテルが企画しました。
設置されているサウナは、1人用2つ、4人用2つ。1人用の広さは70センチ×140センチ、高さは172センチで、4人用は180センチの立方体です。ヴァンヴェイブス(千葉県八街市)が独自開発したテント型サウナで、自宅やキャンプ場など好きな場所に運んで組み立てて使うことができます。主にインターネットで販売しており、1人用だと19万8000円から購入できます。
9階の客室を男女別の更衣室として用意しているので、そこで各自持参のサウナ着に着替えます。サウナの中にはストーンを載せたストーブがあり、バイオエタノールを燃焼させて熱します、まきだとサウナに適した80~100度になるのに15~20分ほどかかり、煙も出るのに対し、バイオエタノールは5分ほどで適温になるうえ、無煙です。この日は、鎌倉の日本茶セレクトショップ「CHABAKKA(ちゃばっか)」がサウナ用につくったお茶をサウナ内に用意してロウリュなどに使っており、ほうじ茶とカモミールのほのかな香りが漂っていました。
もちろん、サウナで汗を流した後のクールダウンのための水風呂も用意。一画にはタープの下にテーブルといすも置かれており、すすきののネオンを眺めながら外気浴もできます。
サウナの後のもうひとつの楽しみは「サ飯(サウナ飯)」。このイベントに合わせ、「火鍋ラーメン」(900円)と「炙りサーモン丼」(1200円)を用意。おつまみとして、「バッファローウイング」(600円)や「合鴨のブロシェット」(同)なども提供します。
ドリンクは、サウナの本場・フィンランドの「酎ハイ」ともいわれる「ロンケロ」(800円)や、アンワインドホテルを運営するライブラリーホテルズグループの自社オリジナルクラフトビール「Highly Lively IPA」(同)のほか、サウナ用ドリンクとして定番のレッドブルとポカリスエットを混ぜた「ブルポ」(700円)などをそろえています。
同ホテルはレンガや木を内装に使い、街中にありながらロッジ風のぬくもりを感じられる雰囲気です。「アンワインド」は「くつろぐ」という意味で、サウナや焚き火の炎、おいしいドリンクやフードで、「心も体もほぐしてほしい」とこのイベントを企画したそうです。
イベントは5月10日(金)~12日(日)。1部(午前10時~正午)、2部(午後0時半~2時半)、3部(午後3時~5時)、4部(午後7時~9時)の4部制。日帰りプランは3000円(10日は2500円)、特製サ飯付きプランは4000円(10日は3500円)、宿泊付きプラン(2名1室)1万7000円から。いずれもタオルセットとガウン付きです。
予約は専用サイトから(サウナ・宿泊)。問い合わせは同ホテル電話011・530・6050へ。