北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2024.05.13

札幌ラーメンショー2024開幕!北海道内外の名店が出店 5/26まで、大通公園8丁目で

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

札幌ラーメンショー2024の会場入り口

 北海道内外のラーメン店が出店する「札幌ラーメンショー2024」が5月13日(月)、札幌市中央区の大通公園8丁目で始まりました。各店自慢の看板メニューのほか、このイベントのために開発した独自のラーメンもあり、どれを食べるか目移りします。TripEat北海道編集部のメンバーが手分けして、前期に出店した10店を実際に食べ、紹介します。

北海道内外の人気ラーメン店10店が並びます
テントの中にも席があり、雨でも安心です

 19日(日)までの前期に10店、21日(火)から26日(日)までの後期は店を入れ替え、10店が出店します。いずれも1杯980円で、会場のほか、セブンイレブンとセイコーマートのマルチコピー機で購入できます。会場ではラーメンのほか、焼き鳥やフライドポテト、ビール、ハイボールなども販売しています。

札幌ラーメンショー2024 第2幕スタート!全10店入れ替え 北海道内外の名店が出店 5/26まで、大通公園8丁目で

北海道内外の10店が個性的な一杯を提供

 鹿児島いぶすき麺屋二郎(鹿児島)の「鹿児島伝説のあっさり焦がし豚骨ラーメン」のスープは王道の豚骨。「鹿児島ラーメン伝統の臭みのないあっさりスープ」とのうたい文句通り、見た目に反してあっさりとしているものの、しっかりとしたコクを感じる味わい。舌触りの良いつるっとした麺に、具材のキクラゲのコリコリ食感がアクセント。トロっと柔らかいチャーシューもおいしい。

麺屋二郎の「鹿児島伝説のあっさり焦がし豚骨ラーメン」

 衝青天総本店(広島)トリュフ香る牛骨白湯ラーメンは豚骨ならぬ、牛骨の〝進化形〟ラーメン。牛骨にはなかなかお目にかかる機会がなく、期待感はMAXです。スープは濃厚さが感じられますが、臭みもくどさもない、コッサリ系。細めんによく絡みます。細切りのキクラゲをめんと一緒に食べると、シャキシャキ感があって、違う食感を楽しめます。チャーシューは薄切りですが、トロトロ感が残ります。期待を裏切らない満足な一杯です。

衝青天総本店の「トリュフ香る牛骨白湯ラーメン」

 笠岡ラーメン一元堂(岡山)の「一元堂笠岡ラーメン」は親鳥のみを使ってだしを取ったしょうゆ味。スープは鶏肉のうまみがよく出ていて、あっさりしています。チャーシューも鶏肉で、親鳥ならではのかみ応え。かめばかむほどうまみがしみ出します。

一元堂の「一元堂笠岡ラーメン」

 麺匠うえ田(静岡)の「伊勢海老とはまぐりの塩ラーメン」は、伊勢エビのうまみとコクたっぷり。素材のうまみを生かして、塩味でシンプルに高級感を味わえます。

うえ田の「伊勢海老とはまぐりの塩ラーメン」

 金澤濃厚中華そば神仙(石川)の「濃厚味噌『炎・炙』肉盛ラーメン」は、北陸で長く愛されてきた伝統ある「加賀味噌」を使った金沢を代表する濃厚豚骨ラーメンです。みそは、米麹の甘さと濃厚なうまみが特徴の、長時間熟成させた加賀味噌「十二割麹みそ」。ジャガイモを練り込んだ特製縮れめんに、ショウガがほのかに香る濃厚な豚骨スープが絡みます。たまりじょうゆを使って香ばしくあぶった豚バラ肉をメーンに、もやし、ネギ、なるとが載り、ボリュームもあります。

神仙の「濃厚味噌『炎・炙』肉盛ラーメン」

 大館錦本店(秋田)比内地鶏とはまぐりの淡麗醬油ラーメンは、日本三大地鶏の秋田の名産「比内地鶏」の丸鶏を使った清湯にハマグリのだしを合わせた上品なスープです。秋田の老舗「安藤醸造」のしょうゆを加えたキリッとした味わいが特徴で、中細ストレートめんによく合います。めんは北海道産小麦「春よ恋」を使用した自家製麺で、つるつるもちもちの食感です。

錦本店の「比内地鶏とはまぐりの淡麗醬油ラーメン」

 旭川しょうゆ、札幌みそ、函館塩の「北海道3大ラーメン」がコラボレーションしたのが、「元気ラーメン」。旭川ラーメン梅光軒(旭川)と麺処白樺山荘(札幌)、函館麺厨房あじさい(函館)と各地の名店がタッグを組みました。めんは縮れた中太めんで、スープは魚介の香りが漂う塩味。白樺三荘名物の豚ケバブをカットしたチャーシューとネギ、ワンタン、のりがトッピングされています。めんの上にゴロンと載せられたのは、味付け肉のかたまり「元気玉」。崩しながらスープに混ぜると、しょうゆ味に「味変」できます。北海道ラーメンのいいとこどりの限定メニューです。

梅光軒と白樺山荘、あじさいがコラボした「元気ラーメン」

 札幌・すすきのの行列店、中華食いそつー(札幌)。「札幌すすきの絶品塩ラーメン」のスープは透き通り、スッキリと優しい感じです。黄色い中細めんは少し固めで、スープに合います。大ぶりのチャーシューもおいしい。上に載ったザーサイもいいアクセントです。スープを吸ってとろとろになったお麩が塩ラーメンのスープのうまさを引き立てます。

いそつーの「札幌すすきの絶品塩ラーメン」

 ラーメン296(札幌)の「炙り豚のニクジロウまぜそば」は、うまみが凝縮された特製ブレンドみそだれが極太めんとよく合います。トッピングの野菜や辛揚げ玉、厚切りチャーシューを天地返しして、豪快に食らいます。ニンニクなしの注文もでき、ランチでも安心して食べられます。

ラーメン296の「炙り豚のニクジロウまぜそば」

 見た目のインパクトNO.1は、創作らーめん厨房恵比寿商店(岩見沢)の「北海道かに塩ラーメン」。ズワイガニの足が3本載っており、スープにもカニのだしがしっかり出ています。ほかの具はコーンと細かいみじん切りのネギ、ワカメ。スープは透き通った塩味で、運んでいる時からカニの香りが立ち上ります。めんは色白の細め、全粒粉なのか茶色のぷつぷつが見え、少しウェーブがかかっています。

恵比寿商店の「北海道かに塩ラーメン」

 一口すすると、カニの味と香りをしっかり感じますが、塩だれはマイルドで、優しい味わい。普段お店では出しておらず、ここでしか食べられないそうです。カニの殻には包丁が入れられ、割ってみると身もしっかり入っています。観光客狙いの「映え」狙いかと思いきや、しっかりおいしい道民も食べて納得の味です。

「ライラックワインガーデン2024」開幕~北海道産ワイン200種以上も!~5/26まで札幌大通公園7丁目で

ラーメンだけじゃない! フードも充実、もちろんビールも

おつまみにぴったりのフードを販売するお店も並びます
「ビールをどうぞ」と言わんばかりのフード類

 ラーメンを味わう一方、会場に漂う焼き鳥やフライのおいしそうな匂いも気になります。ソーセージや揚げいも、焼きガキ、フライドポテトなどの屋台が7軒、出店しています。そして…。

「はい、どうぞ」と手渡してくれます
乾杯!外でのビールがおいしい季節になりました

 やっぱり、こうなります。

皮が薄めの軽めのぎょうざ
タマネギ「札幌黄」入りのピリ辛のホルモン

 ぎょうざと丘珠ホルモンも追加です。ぎょうざは皮が薄めで、軽めでシンプルなおいしさ。ホルモンには、JA札幌が古くから作られてきた固有の野菜「札幌伝統野菜」として普及を進めている5種類の野菜の1つのタマネギ「札幌黄」が入っています。ホルモンはピリ辛の味付けで、ビールにぴったりです。

会場のライラックの先具合はまだ3分ほど
ごちそうさまでした!完飲です

 前期は19日(日)まで。21日(火)から26日(日)までの後期は、すべての店を入れ替えます。後期出店は次の通りです。

▽麺屋たいそん(福岡)濃厚博多豚骨炙りチャーシューラーメン▽豆天狗(岐阜)高山ラーメンから飛騨牛すき焼チャーシュー▽麺家太威(新潟)新潟生姜醬油ラーメン▽麺屋政宗(宮城)伊達の炙り牛タンネギ塩そば▽鬼そば藤谷(東京)NY凱旋!鬼塩ラーメン~春の旨味▽つけめんTETSU(東京)濃厚豚骨魚介肉盛りつけめん▽Ramen Street桜(青森)青森ガーリック豚骨ラーメン▽おきなわ家東風平(七飯)木灰らぁ麺▽網取物語(札幌)・きんせい(大阪)なにわの鶏白湯味噌から横綱叉焼と豚角煮ver▽知床鶏麺CHIKEN CREST(札幌)・焼鳥ダイニングちきんくれすと(札幌)辛知床鶏麺

 前期、後期とも午前10時から午後9時まで(ラストオーダー午後8時半)。

北海道おすすめイベント情報【2024年5月~】<5/21更新>
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP