スプーンで一口食べた瞬間、ジェラートのミントの爽やかな香りが鼻に抜け、口の中がひんやりとする。暑い夏にぴったりの商品で、チョコチップの甘みもミントの清涼感と相性が抜群だ。
多くのハッカ関連商品を扱い、今年創業40年を迎えた北見市の「北見ハッカ通商」(永田裕一社長)が2023年2月から本格的に発売した。かつて生産量世界一を誇った「ハッカのまち」にふさわしい一品となった。
材料は、オホーツク管内産の生乳や道産の生クリーム、グラニュー糖を使用。北見産和種ハッカ油とハッカの主成分メントールを配合し、ホウレンソウ由来の天然着色料で淡い緑色に仕上げた。
「チョコチップミント」のほか、カカオ70%以上の濃厚なチョコレートに和種ハッカを配合した「チョコミント」、オホーツクの塩とハッカを配合した「塩ミルクミント」の3種をそろえる。
同社のショールームを兼ねた薄荷堂本店ではジェラート(シングル480円から)に加え、限定のソフトクリーム(480円から)も販売。山田礼紫(れいじ)工場長(31)は「市民や観光客に好評で、購入していただける人も増えている」と喜ぶ。
開発のきっかけは、明治大経営学部の学生たち。2010年からものづくりの現場を学ぶため北見市内で合宿しており、同社とも交流。「チョコミント味を好む若者が多いことが分かった」(山田工場長)とジェラート製造につながった。
取り寄せもでき、3種のジェラートがそれぞれ120ミリリットル入りカップ各4個入りのセット(6480円)をオンラインショップで購入できる。 (北見報道部 相川康暁)
▼所在地 北見市卸町1の7の3 |
▼電話 0157・66・5655 |
▼取り寄せ 自社ホームページのオンラインショップ(https://e-hakka.com/)から |
▼営業時間 午前10時~午後5時、不定休 |
▼交通 JR西北見駅から徒歩約10分 |
(北海道新聞2024年6月28日掲載)