道内乳業大手のよつ葉乳業が、大阪・梅田にオープンした複合商業施設「KITTE大阪」の中に、直営のカフェ「ミルク&パフェ よつ葉ホワイトコージ」を出店し、人気を集めています。定番のソフトクリームのほか、札幌でも人気の「白いパフェ」の大阪版アレンジや、大阪では定番のミックスジュースなど、札幌では味わえないメニューもそろえ、北海道の乳製品のおいしさを伝えています。
質の高い原料を使った多彩なメニューを提供
よつ葉の直営店は札幌と新千歳空港、東京にあり、大阪は4店目。乳脂肪分4.0%以上の生乳を使った濃厚でクリーミーな「特選よつ葉4.0牛乳」や北海道産の生乳のみを使用した「よつ葉純生クリーム」、遺伝子組み換え混入防止管理の飼料で育てた乳牛からしぼった生乳のみを使った「よつ葉プレーンヨーグルト」など、よつ葉乳業が自信を持って製造する牛乳や乳製品を使うのが特徴。チーズやバター、ソフトクリームなどももちろん、北海道産の生乳と乳原料からつくられています。
十勝産の高品質な乳原料をつかったソフトクリームは、ワッフルコーン(550円)とカップ(同)で提供。カフェラテやいちごミルク、ロイヤルミルクティーなどのミルクドリンク(各500円)は、特選よつ葉4.0牛乳を使っています。ドリンクにソフトクリームをトッピングしたミルクフロート(550円)やコーヒーフロート(680円)、抹茶ミルクフロート(同)などもあり、テイクアウトできます。
大阪の〝ソウルドリンク〟が独自メニューに
牛乳とバナナなどの果物、砂糖などをミキサーで混ぜ合わせた「ミックスジュース」は、大阪のソウルフードならぬ、〝ソウルドリンク〟です。大阪では、北海道や東京にはない独自メニューとして、580円で提供しています。特選よつ葉4.0牛乳を使い、こくとまろやかさを出し、ミルク感のある仕上がりです。
店内メニューでは、パフェを8種類用意しており、テイクアウトもできます。よつ葉のマスカルポーネを使った「ラム酒香るティラミス」(1000円)や「フルーツと発酵バターアイス」(900円)、北海道産あずきを使った「抹茶の和風」(950円)など、北海道産の素材をいかした品々が並びます。札幌でも人気の高い「よつ葉の白いパフェ 大阪Ver.」(900円)は、大阪独自にアレンジ。生クリームとソフトクリームを使い、真っ白に仕上げているのは札幌と同じですが、大阪ではこれに、さわやかなレモンヨーグルトとスキムミルク入りのサクサクしたメレンゲを加えています。
オリジナルの「パンケーキミックス」も販売
ほかに、よつ葉こだわりのパンケーキは、店内のみの提供です。北海道産の小麦粉や砂糖、バターミルクパウダーをよつ葉が独自に配合したパンケーキミックスを使っており、素材のよさが感じられるシンプルな味わいが人気で、ホワイトコージで食べた後、パンケーキミックスを購入する人も多いそう。札幌でも大人気の「よつ葉のふんわりけずりバターパンケーキ」(1100円)は、もっちりと焼き上げたパンケーキに、削ったよつ葉バターをたっぷりと乗せてあり、その量に思わずたじろぎますが、溶けたバターの塩味と、添えられたてん菜糖の甘みで、手が止まらないと評判です。
店はJR大阪駅に直結したKITTE大阪の地下1階。白を貴重とした店内は明るい雰囲気で、ところどころに小さなホルスタインのミニチュアが飾られています。7月31日のオープン日には、よつ葉の〝広報社員〟「みるる」の着ぐるみも札幌から出張してきて、開店をPRしました。
開店以来、女性客を中心に賑わい、北海道の自然のおいしさを求める人たちの連日行列ができており、中には売り切れてしまう商品もあるそう。よつ葉は、道外各地の消費者グループなどによる共同購入のシステムを展開しており、大阪市の会社員三橋智子さん(31)は「母が以前、よつ葉製品を購入していて、直営店ができたと知って、さっそく来ました」と、白いパフェをほおばっていました。
住所/大阪市北区梅田3丁目2-2 KITTE大阪地下1階 |
電話番号/06・6456・7050 |
営業時間/午前10時~午後9時(ラストオーダー午後8時) |
定休日/KITTE大阪の定休日に準ずる |