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2024.08.15

「スイーツガーデンSAPPORO2024」開幕!ケーキやパフェ&「肉祭」、キッチンカーも 札幌・アカプラで8/18まで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

スイーツガーデンSAPPORO2024と肉祭の会場入り口

 北海道内の人気のスイーツとグルメの祭典「スイーツガーデンSAPPORO2024」が8月15日(木)、札幌市中央区の札幌市北3条広場「アカプラ」で開幕し、初日から夏休み中の家族連れや観光客らで賑わっています。会場限定の「オリジナルスイーツ」を提供するコーナーや10店のスイーツ店のほか、同時開催の「肉祭」には11店、キッチンカー6台、ニッカウヰスキー創業90周年を記念したドリンクバーも出店し、甘党・左党とも大満足のイベントになっています。18日(日)まで。

イベントの目玉「オリジナルスイーツ」に行列

会場のオープン前から、オリジナルコラボスイーツを求めて長い列ができました

 スイーツガーデンは、砂糖の消費拡大やイメージアップを狙ったJAグループ北海道の「天下糖一(てんかとういつ)プロジェクト」と「スイーツ王国さっぽろ推進協議会」のコラボ開催。昨年も4日間で約10万人が来場した人気イベントです。

オリジナルコラボスイーツが並ぶショーケース
目移りするので、列に並んでいる間に熟考を

 イベントの目玉は、この会場・期間限定のオリジナルコラボスイーツ。札幌市内や近郊のスイーツ店16店が、期間限定品を含め30品を出品しています。価格はすべて500円。初日のこの日は午前11時の会場前から、オリジナルコラボスイーツを目当てに30人ほどが列をつくっていました。

TripEat北海道のメンバーが選んだオリジナルコラボスイーツ

 TripEat北海道編集部のスイーツ好き、肉好き、お酒好き、全部好きのメンバーで、参戦してきました。まずは、オリジナルコラボスイーツ6つを調達。「菓子工房マリアンナ」の「とれた小屋とうきびエクレア」には、なんとエクレアの上に本物のトウモロコシがトッピングされています。編集部一のスイーツ男子(50代)は「トウモロコシの自然の甘さがおいしい。中のクリームともマッチしている」とパクパクと食べ進めます。

〝本物〟がトッピングされた「とれた小屋とうきびエクレア」
さわやかな味わいの「クレームダンジュ」

 「札幌グランドホテル」の「クレームダンジュ」はさわやかなレアチーズケーキ。「イチゴのショートケーキかと思ったけれど、さっぱりしていて食べやすい」と口にしていた50代男性は、底の部分のタルト生地をケーキのケースだと勘違いして残しそうになっていました。

 「パティスリーセレス」の「ショコラハスカップ」は鮮やかなルビー色のシックな見た目。50代女性は「甘酸っぱくて思っていたよりさっぱりしている」とにっこり。

鮮やかなルビー色の「ショコラハスカップ」
ザクザク食感も楽しい「ナッツレモン」

 「甘いものはあまり得意じゃない」と言っていた40代女性は、「benbeya」の「ナッツレモン」を食べて、「さわやかな酸味で、底に入っているナッツのザクザク食感が楽しい。ざらめのような優しい甘さがあって、食べやすい」と気に入った様子でした。

 私は「パティスリーラネージュ」の「シマちゃん’24」をいただきます。「かわいい-」と言いながら、容赦なく頭にスプーンをぶすり。ホワイトチョコムースの中には、アーモンドのようなクリームとベリー系の甘酸っぱいソースが入っています。昨年のシマエナガのケーキと見た目はそっくりですが、中は全く違うテイスト。毎年食べて確認したい一品です。

「シマエナガちゃん、ごめんね」と言いつつ、容赦なくスプーンを入れます
チョコレート専門店ならではの味わい「ノワドココ」

 最後の「ショコラティエマサール」の「ノワドココ」は、スイーツ男子が「2個目いっちゃお」とうれしそうにほおばります。チョコレートケーキにココナッツがあしらわれ、チョコレート専門店ならではの王道の味わいに、満足した様子です。

ウイスキー使ったオリジナルカクテル&ビールで乾杯

ニッカウヰスキー創業90周年記念の「NIKKA90th SWEETS GARDEN BAR」

 ニッカウヰスキー創業90周年を記念して出店している「NIKKA90th SWEETS GARDEN BAR」では、ビールやハイボールのほか、ウイスキー「ニッカセッション」を使った、スイーツガーデンオリジナルのカクテルも提供しています。オリジナルと聞いたら、試さないわけにはいきません。ウヰスキー・モヒート(800円)と自家製ストロベリーウヰスキーミルク(850円)、自家製コーヒーウヰスキーミルク(同)で乾杯します。

左からストロベリーウヰスキーミルク、ウヰスキー・モヒート、コーヒーウヰスキーミルク

 モヒートはミントとライムの香りがしっかり効いたさわやかな飲み心地。暑い日にぴったりです。ストロベリーウヰスキーミルクは、上に生クリームをのせた、イチゴミルク味。甘くてお酒の苦手な人でも飲みやすそうですが、意外とウヰスキーがしっかり入っているので要注意。コーヒーウヰスキーミルクは、ストロベリー同様、生クリームが入っていますが、甘さはそれほどなく、底のコーヒーゼリーと混ぜながら飲むと、大人の味わいでおいしい。ウイスキーの香りと、コーヒーのほろ苦さで、スイーツとも相性がよさそうです。

甘酸っぱいハスカップスムージー
甘酸っぱい果肉たっぷりのいちごのかき氷

 この日の札幌の最高気温は平年よりやや高い27.6度。湿度が高めで、日向にいるとじっとりと汗がにじんできます。厚真町の山口農園の「ハスカップファーム山口農園」のハスカップスムージーや「クロワッサン専門店みかづき」のパフェやソーダ、「レインボーコットンキャンディー」のカラフルなかき氷やレモネードを手にしている人も多くいました。「TASTY TRUCK VIVI」の果肉入りいちごのかき氷も、甘酸っぱい刻んだイチゴの果肉がゴロゴロのっており、練乳のクリーミーな甘さとマッチして、人気があります。

ニッカのオリジナルカクテルなどで乾杯!

焼肉や串焼き、限定バーガー…フードも充実

 でも、ニッカウヰスキーのオリジナルカクテルで勢いのついたTripEat北海道編集部のメンバーは、「肉祭」に突撃です。ニッカのカクテルではなく、ちゃっかりビールを調達している人もいます。

ホクレンの冷凍食品の「北海道焼肉」
夕食のおかずにも、お弁当にも、おつまみにもぴったり

 ホクレンは、ホクレンショップなどで販売している冷凍食品の「北海道焼肉」3種類をタマネギと炒めて提供。「豚ジンギスカン」(300円)と「豚ホルモン」(同)、「牛カルビ」(400円)で、1袋に2人前入っており、味付きなので調理は簡単で、夕食のおかずにも、お弁当にも、もちろんビールのお供にもぴったりです。

大ぶりな串が煙をあげて焼けています
室蘭やきとりもスタンバイ

 「串の久保田」では、「豚串」(500円)や「塩ジンギスカン串」(800円)、「牛サガリ串」(同)などが、おいしいにおいの煙をもくもく上げながら焼けています。その向かいからも、たれのいいにおいが。室蘭のご当地焼鳥の名店「やきとりの一平本店」が初出店しています。4本1000円です。室蘭やきとりは、鶏肉ではなく豚肉、長ネギではなくタマネギをはさんで、甘辛いタレで焼き上げ、からしを付けて食べるのが定番。初任地・室蘭で出会い、「焼鳥は塩派」だった私も、室蘭では「タレ派」に改宗していました。

 「タイ国料理マニータイ」はスイーツガーデン初出店。ガパオライス(1200円)やタイ風焼きそばの「パッタイ」(同)、チキンライス「カオマンガイ」(同)などはランチにもぴったり。「空心菜の辛み炒め」(1000円)や春雨のサラダ「ヤムウンセン」(同)はビールのお供によさそうです。

エスコンフィールド北海道限定のハンバーガーも登場
ボリューミーでチーズもとろけて、満足

 「ESSEN」は札幌・平岸に本店を構える肉料理のお店。鉄板の上では、バンズとパティをグリルして、ハンバーガーを調理中で、写真撮影を頼むと、店員さんがおどけてポーズをとってくれました。ハンバーガーは「モッツァレラ」(単品1000円)と「ワイルドチーズ」(同)の2種類で、いずれも普段はエスコンフィールド北海道の店舗の限定商品です。肉々しいパティにとろけたチーズがたっぷり。ボリュームもあり、お腹も大満足の一品です。

ピクルス(手前左)と牛カルビ(同右)、ベビーホタテとムール貝のからあげ(奥左)

 目移りするなか、TripEat北海道編集部メンバーがそれぞれ、買い集めてきたフードをおつまみに、スイーツの1次会に続いて、ランチ代わりの「肉祭2次会」スタートです。

 ホクレンの「北海道焼肉 牛カルビ」は、火を通しても肉が柔らかく、甘口のたれがからんでビールにぴったり。「串の久保田」の「ベビーホタテとムール貝のからあげ」(600円)は、小ぶりなムール貝と北海道産のベビーホタテがさっくりと揚げられ、食べやすい一口サイズ。「ファーマーズチキン」の「ピクルス」(500円)は、キュウリやパプリカ、大根、セロリなどが入っており、さっぱり、はし休めにぴったりです。

ロティサリーチキン4分の1と特製フライドポテト(手前)と羊とクミンの焼き餃子(奥右)、ロング餃子棒(奥中央)

 同じく「ファーマーズチキン」の「ロティサリーチキン4分の1と特製フライドポテト」(900円)は、ローズマリーを中心にハーブ15種類を使っており、優しくハーブが香ります。4分の1は、10センチ四方ほどのかたまりがごろんと2個付いており、皮はパリパリ、身はジューシーに仕上がっています。

 皮が炭水化物、具に肉と野菜が使われていることから、「ぎょうざは完全食」と普段から主張しているスタッフは、めざとく「なかよし餃子エリザベス」を発見。片手で食べられる串刺しの「ロング餃子棒」(ロング600円、スーパーロング800円)と「羊とクミンの焼き餃子」(5個600円)をゲットしてきました。羊の餃子は、クミンの香りと羊肉がベストマッチ。鮮やかな緑色の皮にはホウレンソウが練り込まれているそうで、うん、確かに肉、野菜、小麦の完全食です。

キッチンカーも多彩な味を提供

キッチンカーも6台が集結
片手で食べられるロールピッツァの見本

 会場には、キッチンカーも6台出店しています。「Costa del Sol」はタコスのお店。シュラスコの「Sol」や片手で持って食べられるロールピッツァを提供する「PIZZERIA DEL CAPITANO」のほか、パフェの「つきてらす」やチュロスの「天下糖一」などスイーツを提供するところもあります。

会場中央に設けられたスタンディングの飲食スペース
ニトリのアウトドア用品で飲食できるコーナー

 会場の中央にはスタンディングで飲食できるテーブルが設置されているほか、テント付きの飲食スペースもあります。家具大手販売のニトリが協賛し、ニトリで取り扱っているアウトドア用のチェアやテーブルを並べたコーナーもあり、お気に入りのスイーツを片手に、座り心地の良いチェアでくつろぐ人たちもたくさんいました。

PRエリアでは抽選キャンペーンや無料サービスも

あさひかわ菓子博のPRブース
抽選の景品のお菓子やシール

 スイーツガーデンの会場には「PRエリア」があり、来年5月~6月に旭川市で開かれる第28回全国菓子大博覧会・北海道「あさひかわ菓子博2025」の実行委と、レトロなデザインの石油ストーブで知られる「アラジン」が参加し、抽選キャンペーンや無料サービスを実施しています。

 あさひかわ菓子博のブースでは、菓子博の前売りチケット(大人1200円)を購入すると、スイーツガーデンで使える「200円割引券」をプレゼント。また、ブースに設置してあるQRコードを読み込むと抽選に参加でき、シマエナガをモチーフにした菓子博の公式キャラクター「シマエ大福」のシールや旭川銘菓の「き花」などが当たります。

アラジンのコーヒーブリュワー(左)やトースター。デザインもおしゃれ
無料で配布している試食・試飲用のスコーンとアイスコーヒー

 アラジンのブースでは、同社製のコーヒーメーカー「コーヒーブリュワー」でいれたアイスコーヒーやスコーンの無料試食を実施。日本国内でアラジンブランドを手がける「日本エー・アイ・シー」が、国際コーヒー鑑定士がいるコーヒー豆専門店「珈琲きゃろっと」(恵庭市)の研究協力を受け、開発したコーヒーメーカーで、独自の抽出方式でうまみを抽出し、雑味を抑えたコーヒーをいれることができます。

 ブースでは、スイーツにぴったりのアイスコーヒーやきゃろっとオリジナルの「塩レモンスコーン」などを無料で試飲・試食できます(数には限りがあります)。また、InstagramかTikTokで「#アラジンコーヒーブリュワー」を付けて投稿すると、アラジンの商品を再現したミニチュアフィギュアが当たるオリジナルのカプセルトイに挑戦できます。

♢  ♢

 スイーツガーデンは8月18日(日)までの午前11時~午後8時、札幌市北3条広場「アカプラ」(札幌市中央区北2条西4丁目~北3条西4丁目)で開催。入場料は無料。問い合わせは、北海道新聞社事業センター、電話011・210・5733へ(土・日を除く午前9時半~午後5時半)。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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