北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2024.08.29

レストランフェア「海のサステナブルDish」 9/1~JRタワーホテル日航札幌で 北海道漁連と協力~ホタテ、秋サケ・イクラ、コンブを味わって

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

「海のサステナブルDish」で提供される料理
「海のサステナブルDish」で提供される料理(試食用)

 JR札幌駅に隣接する「JRタワーホテル日航札幌」は9月1日(日)から、北海道漁連と連携し、レストランフェア「海のサステナブルDish」を実施します。水産資源や生態系の保全に配慮して漁獲されたホタテ、秋サケとイクラ、コンブを使った料理を、ホテル内の4つのレストランでそれぞれ提供します。フェアは10月31日(木)まで。9月28日には、親子向けのランチ付きイベントも実施します。

秋サケ、イクラ、コンブを洋風の一皿に 
SKY J

「SKY J」で提供する「帆立貝と秋鮭のスフレ 白ワインソース いくら添え」
「SKY J」で提供する「帆立貝と秋鮭のスフレ 白ワインソース いくら添え」

 35階のレストラン&バー「SKY J」では、コースの「Chef’s selection」(8品、1万2000円)の中の魚料理として提供。「帆立貝と秋鮭のスフレ 白ワインソース いくら添え」で、コンブで締めたサケをホタテの貝柱のスフレで包み、イクラを添えた一皿です。サケは昆布締めに使ったコンブで巻かれ、食材を無駄なく使っているうえ、コンブの食感やうまみを味わうことができます。白ワインソースはまろやかな中に酸味もある白ワインソースは泡立てられており、スフレのなめらかさに寄り添います。

 SKY J料理長の宮田裕志さんは「普段、サーモンを使うことが多く、洋食にはなじみのない秋サケやイクラ、コンブをどう使うか、試行錯誤しました。サーモンに比べ脂の少ない秋サケのおいしさを引き出し、だしを取ったコンブも捨てずに活用したのがポイントです」と説明します。

素材の味を活かす鮭節の優しいうまみ 
丹頂

「丹頂」で提供する「秋鮭と帆立貝の利尻昆布蒸し 利尻昆布と鮭節の出汁にて 天いくら 舞茸 慈姑 青梗菜」
「丹頂」で提供する「秋鮭と帆立貝の利尻昆布蒸し 利尻昆布と鮭節の出汁にて 天いくら 舞茸 慈姑 青梗菜」

 35階のスカイレストラン「丹頂」は、四季会席(7品、1万3200円)の煮物として、「秋鮭と帆立貝の利尻昆布蒸し 利尻昆布と鮭節の出汁にて 天いくら 舞茸 慈姑(くわい) 青梗菜(ちんげんさい)」を提供。コンブの香りが高く、鮭節の優しいうまみを感じるだしはほっとする味。そのうまみがサケやホタテにしみ込み、柔らかいおいしさです。

 丹頂の料理長山中俊幸さんは「素材の味を活かすため、ホタテに軽く塩を振ったり、サケを漬け込んだりと下味を付けています。鮭節の優しいうまみを感じてほしい」と話します。

和のうまみを取り入れたフレンチ前菜 
ミクニ サッポロ

「ミクニ サッポロ」で提供する「鮭と帆立貝のタルティーヌ いくら添え」
「ミクニ サッポロ」で提供する「鮭と帆立貝のタルティーヌ いくら添え」

 札幌ステラプレイス・センター9階のフレンチレストラン「ミクニ サッポロ」では、ディナーコース「旬の薫り(かおり)のマリアージュ」(9品、1万円)の前菜で、「鮭と帆立貝のタルティーヌ いくら添え」として提供。薄くスライスしてグリエしたパンにサケのムース、コンブとトマトとかつお節のうまみを効かせたジュレ、ホタテのタルタルを重ね、塩イクラをトッピングした、フランス料理に和のうまみを取り入れた一品です。刻んだホタテの食感や甘み、さわやかなディルの香りで引き立てられたサケのうまみを、だしが上手にまとめています。

利尻昆布のだしを効かせた濃厚なクリームパスタ 
The Lobby Lounge

「The Lobby Lounge」で提供する「秋鮭と帆立貝のきのこクリームパスタ」
「The Lobby Lounge」で提供する「秋鮭と帆立貝のきのこクリームパスタ」

 ホテル1階の「The Lobby Lounge」では、「秋鮭と帆立貝のきのこクリームパスタ」(2600円)を提供。具にサケとホタテを使い、濃厚なクリームソースに利尻昆布のだしを加え、生パスタのタリアテッレに絡めて仕上げています。細く切った自家製の塩昆布といくらをトッピングしています。パスタはモチモチ。ソースはクリーミーですが、昆布だしが入っているからかあっさりと食べることができ、添えられたレモンがさらにさわやかさを出しています。サケやホタテもソースにぴったりです。

4つの飲食店でそれぞれ提供される料理
4つの飲食店でそれぞれ提供される料理

SDGsを意識したフェア、9/28には親子向けイベントも

 フェアはSDGs(持続可能な開発目標)に配慮した取り組みの一環として実施。ホタテは道内各地で稚貝の育成や地まきなど環境に負担をかけない方法で養殖されており、「育てる漁業」の代表的な存在。貝殻のリサイクルも進められています。秋鮭とイクラについては、稚魚を育てて放流する人工ふ化で、道内で年間10億匹を放流し、資源の保全に努めています。コンブは温室効果ガスの大半を占める二酸化炭素(CO2)の吸収源という環境保全の役割を担っており、改装が海で吸収するCO2「ブルーカーボン」は、同じ面積の森林の9~10倍との調査結果もあります。

 同ホテルは、SDGsの目標「12 つくる責任 つかう責任」と「14 海の豊かさを守ろう」を進めようと、この4つの食材に焦点を当てたフェアを実施することにしました。

道漁連と協力し、レストランフェアを実施するJRタワーホテル日航札幌
道漁連と協力し、レストランフェアを実施するJRタワーホテル日航札幌

 また、同ホテルは創立25周年記念イベントとして、9月28日(土)午前10時から、ランチ付きイベント「親子で学ぼう 海のこと~北海道ぎょれん×JRタワーホテル日航札幌」を開きます。子どもたちに北海道の豊かな水産資源について学びながら、おいしさを味わってもらう狙いです。

 テーマは、フェアで使っているホタテ、秋サケとイクラ、コンブの4つの食材。昆布だしを飲み比べたり、ホタテの殻外しに挑戦したりするほか、シェフから秋サケについて教えてもらえます。体験の後は、4つの食材を使った5品の和洋中コース料理を味わいます。

 対象は小学校3~6年生と大人で、定員は大人、子ども各25人。料金は2人1組4000円です。申し込みは同ホテルのホームページから。定員になり次第、締め切ります。

住所/札幌市中央区北5条西2丁目5
電話番号/011・251・2222
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通西3-6

食と観光

PAGETOP