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2024.09.21

From北海道新聞

駄菓子屋の焼き鳥大人気*滝川「メルヘン」10本800円*SNSで話題、市外からも客*「こんな経験ない」

北海道新聞記事
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「駄菓子と一緒に親のおつかいで焼き鳥を買う子もいる」と話す店主の川原正子さん(左)と、焼き鳥を焼く夫の直幸さん
「駄菓子と一緒に親のおつかいで焼き鳥を買う子もいる」と話す店主の川原正子さん(左)と、焼き鳥を焼く夫の直幸さん

 【滝川】市内の駄菓子屋「メルへン」(栄町2)で提供する10本800円の焼き鳥が交流サイト(SNS)などで話題になっている。今夏、インスタグラムや動画投稿サイト「ユーチューブ」で取り上げられると、多くの人が市外から訪れるようになった。

 「10分ほどかかりますが、よろしいですか」。店主の川原正子さん(76)は注文を受けると客にこう尋ね、夫の直幸(ただゆき)さん(78)は調理場に入る。毎朝手作業で鳥もも肉とタマネギを1本1本串刺し。塩こしょうで味付けして電気グリルで焼き始める。直幸さんは「時間はかかるけど、焼きたてが一番おいしいから」。10本単位で販売している。

 25年前に夫婦で店を開き、当初は駄菓子しか出していなかった。しかし直幸さんは「駄菓子だけでは採算が合わない」と考え、約20年前から焼き鳥を出し始めた。当時から値段は変えていない。香ばしいもも肉のジューシーさと、シャキシャキとしたタマネギのおいしさは、1本あたり80円とは思えないほどだ。「メインはあくまで駄菓子。焼き鳥の値段を上げたら焼き鳥屋になっちゃうから」と冗談交じりに話す。

 「知る人ぞ知る店」だったが、今年8月にインフルエンサーが取り上げたことで札幌などからも客が殺到。普段は200本を仕込んでいるが、倍の400本を用意した日もあった。正子さんは「こんなに人が来るのは経験したことがない。今でも遠方から来てくれる」。

 川原さん夫妻は年齢を重ねたが、年始以外は店を開ける。正子さんは「浦臼や雨竜など、遠いところから自転車をこいで駄菓子を買いに来る子がいる。店が休んでたらがっかりするでしょ」と話す。「通ってくれた子どもが大人になって、子どもを連れて来てくれるのが幸せ」と笑みを見せた。

 営業は午前9時~午後6時(日曜、祝日は同5時まで)。焼き鳥は午前9時から(月、水、金曜は午後1時から)受け付ける。問い合わせは、電話0125・23・2441。  (宇田川創良)

(北海道新聞2024年9月13日掲載)

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