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2022.05.09

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長沼の大豆加工 2食品開発*地域商社が無添加「ソイ・ミート」 農家・桃野さん「ソイプロテイン」*安全安心 差別化図り販売

北海道新聞記事
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 【長沼】全国でもトップレベルの大豆生産量を誇る町内で、地域商社「リージョナルデザイン」(本町北1、滝川徹也社長)が町内産大豆を原料に、ひき肉の代替となる大豆ミート「ナガヌマ・ソイ・ミート」を、農家でプロスノーボーダーの桃野慎也さん(29)=西4線北7=は、自ら収穫した大豆から主に競技者向きの「ソイプロテイン」を開発した。ともに産地発の安全で安心な食品として、差別化を図りながら販売していく。

長沼産大豆ミートを売り出した滝川徹也さん(右)と、自家産大豆でプロテインを開発した桃野慎也さん
長沼産大豆ミートを売り出した滝川徹也さん(右)と、自家産大豆でプロテインを開発した桃野慎也さん

 大豆ミートは、高圧加熱処理後に米粒大に成形、乾燥させた無添加加工食品。100グラムを水で戻すと、食感が良くなり、3倍の300グラム相当の代替ひき肉として使える。ハンバーグやキーマカレー、マーボー豆腐などに調理できる。

 元航空関連会社社員で昨年6月に起業した滝川さんは44歳。「この食材で町内のハンバーガーショップがオリジナルメニューを作ってくれました。多くの飲食店と一緒に『日本一の大豆のまち』をアピールできるとうれしい」と話す。100グラム税込み770円で、町内の雑貨食材店「ゆきかう」で販売中。量り売りもする。「ゆきかう」での量り売りは100グラム税込みで590円。同社メールアドレスinfo@regional-design.jp

 桃野さんは「農家アスリートが作る大豆プロテイン」をアピールして、クラウドファンディングで目標額の2・4倍、約240万円の資金調達に成功した。

 プロテインは粉末で、きなこに比べタンパク質含有量を数倍に高め、アミノ酸など複数栄養素を加えた加工食品。桃野さんは、島根県内の工場と試作を繰り返し、飽きの来ない「きなこ味」に仕上げた。「私自身が大豆生産者なので、輸入原料の商品と価格競争しても負けない」と自負する。  価格はおおむね300グラム(15回分)3千円、900グラム(45同)8千円で調整中。資金支援者へ返礼品として6月中旬に出荷後、7月中旬にも一般販売を始める予定。桃野さんのメールアドレスyourfarm.llc@gmail.com (土屋孝浩)

(北海道新聞2022年4月26日掲載)

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