
北見市の缶詰開発、製造の「リムコネクト」が、オホーツク海産のホタテや北見産タマネギを具材にしたまぜご飯の素の缶詰「たっぷりホタテのまぜるだけごはん ほっかめし」を開発した。11月中旬から販売予定で、同社の名和由人社長(43)は「オホーツクの魅力が詰まっている。道内外の人に食べてほしい」とPRしている。
味付けは「うま塩」と「バターしょうゆ」の2種で、販売予定価格は2合用753円、1合用533円。具材はオホーツク海産のホタテ貝柱や貝ひも、北見産タマネギだけとあえてシンプルにし、ごろっと入ったホタテの食べ応えとうまみを前面に出した。炊き立てご飯にあえるだけで作れる手軽さも売りだ。
「食材や製造場所を地元にこだわり、地域を盛り上げるような商品を作りたかった」と名和社長。昨年9月から開発に着手したものの、全くの素人だったこともあり、「高温、高圧で滅菌を行うので味や食感が変わってしまい、完成までに15回ほど試作を重ねた」と振り返る。
名和社長は10月30日、市役所を訪れ、辻直孝市長に「ほっかめし」の完成を報告。試食した辻市長は「とても良い味。たくさんの人に味わってもらいたい」と太鼓判を押した。まちきた大通ビル・パラボやコーチャンフォー北見店などで取り扱い、ふるさと納税の返礼品にも追加される予定。 (逢坂哲平)
(北海道新聞2024年11月6日掲載)