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2024.11.20

〈PR〉北海道の「食」を北米・サンノゼ&ポートランドで紹介~「HOKKAIDO GOURMET FAIRE 2024」商談会盛況に

Tripeat編集部
Tripeat編集部

 北海道の「食ブランド」を北米市場へ届けるため、道内中小企業14社(うちカタログ参加2社)が10月20~25日=現地時間=、アメリカを訪問。カルフォルニア州サンノゼとオレゴン州ポートランドで、「HOKKAIDO GOURMET FAIRE 2024」と題した商談会を行いました。新たな販路開拓の場として北米市場に挑戦するプロジェクトとしての実施。多彩で豊かな「北海道の食文化」をアメリカ市場に届けるための最初の一歩ともいえる、現地の商談会の様子を紹介します。(※同行した北海道新聞社担当者による報告です)

日本、札幌とつながりの深い北米2市で商談会

 最初の商談会場に選んだサンノゼは、カリフォルニア州のベイエリアの主要都市。人口の30%超がアジア人で、アジア系のレストラン、スーパー、小売店が充実している街です。そのため、21日の商談会場に訪れた来場者の大半は日本人でした。

 一方、オレゴン州ポートランドは、全米でも「住みたい街」として高い評価を得ている都市です。環境の持続可能性を重視した都市づくりの姿勢があり、特に「メイドインポートランド」へのこだわりが街の文化として根づいています。1959年に札幌市と姉妹都市提携してから65周年。文化交流や経済活動の連携は、両都市の魅力を互いに伝え合うことにつながり、地域住民にも親しまれています。

 そのサンノゼ、ポートランドの両市で開いた「HOKKAIDO GOURMET FAIRE 2024」。参加した各企業は「わが社自慢の品」を手に、北海道ならではの風味や品質を来場者に丁寧に説明。来場者の反応が好意的だった一方、国外販路の開拓に向けてはパッケージデザインの改善やわかりやすい英語表記といった部分の重要性を感じる部分も。参加各社それぞれの出展内容や商談会の様子を紹介します。

北海道産素材を生かしたスイーツに注目

 北海道が誇る素材を生かしたスイーツや菓子、スナック。そうした商品は多くの来場者の目を引きました。試食でも声が聞かれました。

 株式会社ベイクド・アルル(江別市)は、シュークリーム、チーズケーキ、プリンを紹介。試食した参加者が口に入れた瞬間に「美味しい」と思わず声が漏れる場面も。現地のスイーツ好きにも好評で、「どこで購入できるのか」と質問が寄せられるなど好意的な反応でした。

 こしあん、かぼちゃあん、黒糖あんなど、「月寒あんぱん」シリーズを紹介したのは株式会社ほんま(恵庭市)。揚げたての小さなあんドーナツをその場で試食してもらい、来場者の人気を集めました。

 アメリカで数年以内に「あんこブームが来る!」との仮説を立てて商談会に臨んだのが株式会社壼屋総本店(旭川市)です。同社自慢の「き花」や「どら焼き」を紹介。来場者に「あんこ」の魅力をアピールしました。

 有限会社十勝太陽ファーム(本別町)は、北海道産とうもろこしを使い電子レンジで調理する「北海道十勝ポップコーン」を出品。ポップコーンの本場アメリカへの輸出を目指し、英語版パッケージを作成して商談会に臨みました。会場では、その場で調理したポップコーンを味わってもらいました。

 「北海道濃厚ミルクかりんとう」や「北海道牛乳かりんとう」を紹介したのは浜塚製菓株式会社(札幌市)。北海道産の生乳を生地に練り込んだ「かりんとう」の魅力を伝えました。

 池田食品株式会社(札幌市)は、厳選したナッツや北海道の特別栽培黒大豆など、品質にこだわった素材を使用した「焼カシュー」や「焼イカころもピーナッツ」などの創作豆菓子を出品。手軽に楽しめて素材本来の味が感じられる商品の魅力をアピール。

 商品展示のみの参加となった株式会社北見ハッカ通商(北見市)は「ハッカ油スプレー」「ペパーミントキャンディ」などを出品。中でも「クリスタルミント」を試食した来場者はみな、その強い刺激に驚き、会場でも話題となりました。

「北海道ならではの味」を楽しめる商品に熱い視線

 北海道ならではの味、素材の豊かさをアピールする絶好の機会となった今回の商談会。珍味やラーメンなどの出品もまた、来場者から好評を博しました。

 ベル食品株式会社(札幌市)は、山わさび醤油、チーズソース、トリュフ入りきのこソースなどのステーキソースを。サイコロ大にカットしたステーキにソースをつけて提供し、家庭で楽しめる北海道の味は好評を博しました。同社は、土産の定番としてアピールしたい北海道プリン、北海道メロンプリンも紹介していました。

 株式会社江戸屋(帯広市)は「鮭トバ」や「いかジャーキー」など、北海道の豊かな海の恵みを活かした珍味を出品。独特な風味と食感が特長で、商談会に参加した現地のバイヤーからは「手軽に楽しめる日本らしい〝スナック〟として興味深い」との声が寄せられました。

 「酒のための海のつまみ」を出品したのは株式会社丸市岡田商店(札幌市)。サンプル出品の参加でしたが、見た目はタコでも実はイカの燻製や、かわいらしいイラストと英語表記されたパッケージに好感が持たれ、商品の取り扱いに関する質問が寄せられました。

 「熟成乾燥麺」と「熱香ラーメン」を紹介したのは西山製麺株式会社(札幌市)。日本食の代表格として海外でも人気のラーメン。出品の中でも、肉や卵、乳製品など動物性食材を使わないビーガンラーメンには高い関心が寄せられました。2026年には初の海外工場をドイツに建設予定という同社はグローバル展開に力を入れているところです。

クラフトジン、ワイン、日本酒、道産のお酒も

 酒蔵やワイナリーなどが近年、次々と誕生している北海道。出品された「お酒」を試飲した来場者から、その味や香りに高い評価が得られました。

 北海道自由ウヰスキー株式会社(札幌市)は「クラフトジン9148」を紹介。「9148」は、ジョージ・オーウェルが発表した小説「1984」のタイトルから「19」「84」を逆にして命名されたものです。日高昆布、切り干し大根、干し椎茸の旨味とボタニカルを組み合わせた個性的な香りと味を楽しんでもらいました。

 北海道ワイン株式会社(小樽市)は北海道ケルナー、田崎ソーヴィニヨンブラン、鶴沼ピノブランなど道産白ワインを出品。ニューワールドワインの代表格とされるカリフォルニアワインが主流の現地で、バイヤーやレストラン関係者などが試飲。地域性のあるワインとして好意的な感想が寄せられました。

 北海道産酒造好適米「吟風」を使用した「大吟醸 丹頂蔵」「純米 丹頂蔵」を紹介したのは日本清酒株式会社(札幌市)。試飲した参加者からは「フルーティーな香りと繊細な味わいが楽しめる」「料理とも相性が良さそう」といった感想が寄せられ、特に「大吟醸」の純粋で上品な風味が好評でした。

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共同・協業販路開拓⽀援補助⾦事業

日米観光交流年 ポートランド・札幌姉妹提携65周年記念事業
「北海道食の北米販路開拓・マーケティング支援事業」実施報告

主催:北海道新聞社
共催:札幌物産協会
特別協力:在ポートランド領事事務所、札幌市
運営協力:Live Your Colour Inc.

Tripeat編集部
Tripeat編集部

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