北海道では、各地のコミュニティーFMのパーソナリティーさんが日々、地域に密着した話題と楽しいトークでリスナーを楽しませてくれています。そんな〝地域の達人〟に、とっておきのスポットをリレー形式で紹介してもらいます。初回は、北海道第2の都市で、動物園でも有名な旭川に拠点を置くFMりべーるのパーソナリティー河口浩美さんです!
目次
ご当地グルメ 味の決め手は老舗のお醤油! @日本醬油工業株式会社直売店
旭川ラーメン、旭川しょうゆやきそば…旭川のご当地グルメを支えているのが、昭和 19年(1944年)から続くわが町のお醬油(しょうゆ)屋さんです。「キッコーニホン」印は、とにかくすごいんです!
看板商品の「キッコーニホン特級」は昨年、第48回全国醤油品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞しました。最高賞は4度目。旭川の飲食店でも多く使用され、メニューに銘打つレストランやたこ焼き屋さんもあるほどです。
明治建築の面影を残す直売店にぜひ訪れてください。伝統を守りながら地域とのつながりも大切にしていることがわかります。
道内各地の特産品を使った醤油、ドレッシング、ソースなど商品の多さにきっと驚くはず。旭川市内の企業とのコラボも多く、醤油パイ、かりんとう、あめ、ようかんなどなど、その数は100超です!
オススメは「ミルク」「あずき」「さくら」など種類豊富なアイスキャンディーです。甘さを追いかけるように口に広がる、ほんのりとしたお醤油味が楽しめます。季節限定商品も多いので通いたくなるお店です。工場見学(10人から)も受け付けています。
▽住所/旭川市曙1条1丁目▽旭川市曙1条1丁目 |
▽営業時間/午前10時~午後5時30分 |
▽定休日/年末年始 |
▽TEL/0800・800・7772 |
▽駐車場/有 |
三浦綾子作品の世界に浸れる空間 @三浦綾子記念文学館ラウンジ
今年、生誕100年を迎える旭川市出身の作家三浦綾子さん。小説「氷点」の舞台となった見本林に建つ三浦綾子記念文学館のラウンジは、「食」で三浦綾子さんの作品世界に浸れるとっておきの空間です。
小説「果て遠き丘」に登場するケーキをモデルに、当麻町の「koo’s garden」が焼いた「くるみたっぷりパウンドケーキ」は、オリジナルブレンドコーヒーと一緒に口に運ぶとゴロゴロっとしたクルミの香ばしさとやさしいバターの風味が引き立ちます。
アルコールで喉を潤したい方には、デビュー50周年を記念して2014年に発売されたクラフトビール「氷点地ビール」をぜひ! ヴァイツェンスタイル(白ビール)で口あたりのまろやかさは副原料の旭川産米が生きているからです。4月23日からは野外喫茶コーナーでもメニューを楽しめます(10月中旬まで)。見本林のリスや小鳥とのお茶会も夢ではありませんよ。春は見本林中央にある堤防の桜並木、初夏は木の幹に花が咲いているようなツルアジサイをめでながら、心ほぐれる時間をお過ごしください。
▽住所/旭川市神楽7条8丁目2の15 |
▽開館日/6月1日~10月31日は無休、 11月1日~5月31日は月曜休館(月曜祝日の場合は翌日休館、12月28日~1月5日は休館)。 |
▽開館・営業時間/三浦綾子記念文学館は午前9時~午後5時、氷点ラウンジは午前10時~午後4時 |
▽TEL/0166・69・2626 |
▽駐車場/有 |
人と人、地域と食を結びつける旭橋 @福吉カフェ旭橋本店
旭川の地域と人々の架け橋として誕生し、今年90年を迎える旭橋。そのたもとにある大正13年(1924年)に建てられた「旧北島製粉所」をリノベーションしたカフェです。懐かしさと和みの店内が「おかえりなさい」と迎えてくれるように感じます。
看板メニューは旭橋をかたどった「トキワ焼き」。サクサクのデニッシュ生地の中には道産小豆を使った粒あんやクリームのほか、お客さんのアイデアから生まれた「ハムマヨチーズ」などもあり、頰張ると和み感がアップします。季節限定商品も楽しみの一つ。
今春は白あんベースの桜あんを桜の葉で包んだ「さくら餡(あん)」、春の新芽を思わせるやわらかな緑が美しい「抹茶クリーム」、昨春人気だった「きんぴらマヨ」が登場です。
もう一つの看板メニュー「福吉ラテ」は、つぶあん、道産牛乳、宇治抹茶のまさに「三位一体」。口の中で、やわらかく仕上げたつぶあんの粒が踊り始めます! あっ、1度食べたらクセになるデニッシュ生地とサバみそとの奇跡のマッチング「さば味噌(みそ)サンド」もオススメです。この時期、旭橋からは残雪の大雪山系が臨めます。絶景のお供にいかがでしょう?
▽住所/旭川市常盤通2丁目1970の1 |
▽営業時間/午前10時~午後6時 |
▽定休日/無休 |
▽TEL/0166・85・6014 |
▽駐車場/有 |
〝地域の達人〟おすすめ!小樽のとっておきスポット5選~地域FM発②
旭川地酒で乾杯!北の大地に乾杯! @大雪地ビール館
旭川の地ビール文化はここから始まりました。1996年の醸造開始以来、多くの観光客や市民の喉を潤し、おなかと心も満たしてくれています。大雪山系の清水と旭川の清涼な気候によって生み出された個性豊かなクラフトビールは、飲み干すやいなや「もう1杯!」と注文したくなります。
ビアメニューが豊富なのも魅力で「地ビールお試しセット」で飲み比べて自分好みの味を見つけるのも楽しいです。
地元の食材を生かした料理メニューには、ジンギスカンや塩豚ホルモン焼き、旭川しょうゆ焼きそばなどがあります。ディナータイムには、ランチタイムで人気の醤油ラーメン(魚介豚骨スープ)をハーフサイズで提供しているので、〆のラーメンもお任せください!
旭川やその近郊の農作物をビールや発泡酒の原料にする取り組みにも力を入れています。テークアウト限定で、地酒「男山」の仕込み水と酒米で作ったクラフトビールと平田とうふ店(東川町)の豆乳を使った発泡酒(いずれも瓶入り)を販売。
鮮度抜群の出来たてクラフトビールの量り売りもやっています。
▽住所/旭川市宮下通11丁目1604の1 |
▽営業時間/ランチタイムは午前11時30分~午後2時(LO午後1時45分)、ディナータイムは午後5時~午後10時(LO午後9時30分) |
▽定休日/12月31日〜1月1日 |
▽TEL/0166・25・0400 |
▽駐車場/有 |
身体よろこぶ 飲みやすすぎる米こうじ甘酒 @糀甘酒専門店 糀Siro
旭川市内でみそなど発酵食品を製造する西大條亮さんが「こうじの魅力をもっと知ってもらい、暮らしの中に気軽に取り入れてほしい」と2018年に開店した糀(こうじ)甘酒専門店です。
「スイートコージ」と名付けた甘酒は、米こうじで作っているためアルコールゼロ。保存料も無添加でお子さんにも安心です。
スイートコージは、道産米「きらら397」を原料に昔ながらの製法で造った「白米(プレーン)」をベースに、道産の黒米「きたのむらさき」を合わせた「黒米」、「紅麹」「抹茶」「はちみつ」(2種)の計6種類。サラッとした食感の飲みやすさと、お米の自然な甘さに2度びっくりするはず。甘み、コク、とろみ、舌ざわりなど、種類ごとの違いを飲み比べてください。きっと「発酵の力」が実感できます。季節限定で地元産果物を入れたメニューも加わる予定です。
▽住所/旭川市末広4条10丁目4の12 |
▽営業時間/午前11時~午後8時 30分 |
▽不定休/(店舗前の自動販売機で商品を購入できます) |
▽TEL/0166・76・4286 |
▽駐車場/有 |
紹介者:FMりべーるパーソナリティー 河口浩美さん
<FMりべーる>周波数83.7MHz 旭川市と周辺地域の情報を発信するコミュニティー放送局として1993年12月に開局(道内2局目、全国5局目)。日本初の歩行者天国「平和通買物公園」沿いのヨシタケパークビルからOnAir中♪ 街中やイベント会場でコミュニケーションカー「FMりべーる号」を見かけたら気軽に声をかけてください!
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