北海道開発局主催の2023年度「北海道『道の駅』ランキング」で、オホーツク管内からは網走市の「流氷街道網走」、美幌町の「ぐるっとパノラマ美幌峠」、斜里町の「うとろ・シリエトク」が22年度に引き続き各部門別で1位に輝いた。マチの魅力や情報発信の拠点として、大勢の支持を得ている。
ランキングは全8部門。開発局が道内の道の駅(全127カ所)スタンプラリーですべて回った人を対象に14年度から毎年調べている。23年度は3014人を対象に調査した。
流氷街道網走「冬に訪れたい」
「冬に訪れたい」部門で1位に輝いたのは「流氷街道網走」。流氷観光の拠点でもあり、2016票中487票を集め、 22年度に続いて2位以下を大きく引き離した。同部門は2位に「オホーツク紋別」、3位に「遠軽 森のオホーツク」、4位に「ぐるっとパノラマ美幌峠」、5位に「うとろ・シリエトク」がそれぞれ入り、上位5位をすべて管内勢が独占した。開発局道路計画課は「やはり冬のオホーツクは流氷観光が最大の強みとなっている」と分析する。
パノラマ美幌峠「再度訪れたい」
「再度訪れたい」部門で1位となったのは「ぐるっとパノラマ美幌峠」。2122票中337票を獲得した。同部門は4位に「うとろ・シリエトク」、7位に「遠軽 森のオホーツク」も入った。
うとろ・シリエトク「情報提供充実」
「道路や地域に関する情報提供が充実していた」部門では「うとろ・シリエトク」が1995票中627票を集め、ダントツの1位。同部門は10位に北見市の「おんねゆ温泉」も選ばれた。
このほか各部門の上位5位以内には、「いちおしのおいしいもの」部門で、クマヤキが人気の津別町の「あいおい」が2位にランクイン。「家族で訪れたい」部門では「おんねゆ温泉」が4位。「長時間滞在したい」部門で「ぐるっとパノラマ美幌峠」が4位にそれぞれ入った。 (青山秀行)
(北海道新聞2024年12月5日掲載)