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2024.12.16

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農協職員、農家の開発チーム*旭川黒大豆「黒い恋人」カレーに*地場産米と食べて

北海道新聞記事
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ABCラボが開発した「黒い恋人キーマカレー」。右は旭川産米に商品をかけ、卵黄を載せた盛り付け例
ABCラボが開発した「黒い恋人キーマカレー」。右は旭川産米に商品をかけ、卵黄を載せた盛り付け例

 あさひかわ農協(旭川市)の職員と生産者でつくる商品開発チームが、地元農産物をPRする加工食品作りに取り組んでいる。同農協は第1弾として、地元産黒大豆「黒い恋人」を使ったレトルトカレー「黒い恋人キーマカレー」を発売した。今後も半年ごとに新商品を売り出す予定。職員だけで進めてきた商品開発に生産者も加わってもらい、食材の良さを引き出すことを目指している。

 チームは「ABCラボ」として昨年6月に設立され、30~40代の11人が所属。JA北海道中央会旭川支所によると、生産者と商品を共同開発する取り組みは、上川管内の農協では珍しい。

 同農協は「基幹作物の一つだが、まだまだ認知度が低い」とみて、最初の商品に使う食材に黒大豆を選んだ。生産量全道一の旭川産米と一緒に食べてもらうことを狙い、レトルトカレーを作ることにした。

 黒大豆は粒状に加工。鳥ひき肉、タマネギ、トマト、スパイスなどを合わせたピリ辛のルーに混ぜ込んだ。職員による試作品では、コストを抑えようと黒大豆の使用量を控えめにした。だが、生産者のメンバーが「丹精して作った黒大豆をたくさん食べてほしい」と求め、最終的に試作段階の2・5倍に増やした。

 カレーの発案者で、同農協営農企画部の村上達也調査役(36)は「もうけよりもPRが大切」と強調する。

 チームは現在、地元農産物を使ったお菓子やスープを開発中。チーム創設を立案したメンバーで旭川市永山の農家山川竜生さん(48)は「農家と職員が協力したからこそ生まれた商品をこれからも作りたい」と意気込む。

 黒い恋人キーマカレーは11月下旬から販売している。1袋(200グラム)702円。食品加工メーカーの南華園(札幌)に委託し、2400袋製造した。市内の同農協直売所あさがお永山店(永山2の19)、同神楽店(神楽5の8)、あさがおのオンラインショップで扱っている。問い合わせは神楽店、電話0166・63・5725へ。  (山中悠介)

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