北海道産ワインの普及に取り組むNPO法人「ワインクラスター北海道」(小樽)が2025年1月から、月に1回ワインを宅配し、そのワインについて解説する動画を配信する「北海道産ワインの通信講座(頒布会)」を始めます。毎月1ワイナリーのワイン2~3本を選び、ワインの特徴やおいしい飲み方、ペアリングする食などについて提案する動画とともに提供し、北海道産ワインのファン拡大を目指します。(写真は参考。頒布されるワインは、別の銘柄となる可能性があります)
2025年は「北海道産ワインに出会う12カ月~2025」と題し、同NPO代表理事のシニアソムリエ阿部真久さんらがセレクトしたワイン2~3本を毎月下旬に配送。ワインの特徴やテイスティングコメントのほか、飲み頃の温度や適したグラス、ワインに合うフードなどについて、阿部代表らが解説する動画も配信します。
実際に抜栓し、ワインを味わいながら阿部さんのテイスティングコメントを聞くことで、「ソムリエがよく言う『パッションフルーツの香り』って、こういう感じなんだ」「なるほど、『マッチをすった後の残り香』って聞いたことはあったけれど、こんなニュアンスだったのか」などと、追体験もできます。
さらに、ワイナリーの紹介やワイナリーが立地する土地の観光や食の情報、地域についての情報も動画に盛り込む予定で、「ゆくゆくは、ワインの産地に行って、ワインが育った空気の中で味わってみてほしい」(阿部さん)との願いも込められています。
価格は1カ月1万4850円(別途、送料クール便1650円)。単月での購入は受け付けず、12カ月通しでの購入が必要です。一見、高額に感じるかもしれませんが、ワイン本体の価格だけで月額8000~1万円程度で、さらにプロの解説付き。ワインは2~3本なので、家族や友人と一緒にワインを飲みながら動画でワインについて学ぶことができると考えると、〝お手頃〟ともいえます。1年間で12ワイナリー、最低24銘柄について知ることができます。
2025年1月のワイナリーはドメーヌレゾン(中富良野町)。ワイナリーの選定について、阿部さんは「この頒布会で味を知り、また飲んでみたいと思ったら、自分で購入できるようなラインナップを目指しました。希少でなかなか手に入らないものは避け、北海道産のワインを気軽に楽しんでもらえる内容です」と話します。
このほか、2025年には、下記のワイナリーのワインを頒布する予定です。(順不同)。
・十勝ワイン(池田町)
・はこだてわいん(七飯町)
・北海道ワイン(小樽市)
・ふらのワイン(富良野市)
・山崎ワイナリー(三笠市)
・宝水ワイナリー(岩見沢市)
・奥尻ワイナリー(奥尻町)
・さっぽろワイン(札幌市)
・えべおつWein(滝川市)
・NIKI Hills Winery(仁木町)
・十勝まきばの家ワイナリー(池田町)
参加希望者は、2025年1月5日(日)までに、同NPO法人のウェブサイトから申し込みます。