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2025.01.02

「北海道ワインバイザー検定」創設~2025年に「LEVEL1」 北海道産ワインの普及目指して

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

北海道ワインバイザー検定では、ワイン醸造や葡萄栽培などさまざまな設問が用意されます

 北海道産ワインの普及に取り組むNPO法人「ワインクラスター北海道」(小樽市)が北海道産ワインやブドウについての知識や見識を持つ人を認定する「北海道ワインバイザー検定」を創設します。ワインの生産者、飲食店や酒販店の関係者のほか、一般の消費者も受検でき、今年創設する「LEVEL1(初級)」は筆記試験で一定の成績を収めると認定証とバッジが授与されます。26年以降はテイスティングを伴う「LEVEL2(中級)」も実施予定で、北海道産ワインの普及や啓発、愛好者の拡大に貢献してほしいとしています。

北海道産のワインの特徴などを学ぶことができます

 国内では、日本ソムリエ協会が認定し、農林水産省が後援する「ソムリエ」や「ワインエキスパート」の資格がありますが、北海道産のワインに特化した資格は初めて。道内では、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所がワインの一般常識や十勝ワインの特徴、十勝でのワイン用ブドウ生産の知識などを問う「十勝ワインバイザー検定」を実施しています。

 同NPOの阿部真久代表理事が十勝ワインバイザー検定で、十勝の気候条件やワインを巡る歴史、地域の特性などについての設問が設けられていることに関心し、「全国、世界のワインについてではなく、北海道産ワインを取り巻く環境や状況についての知識を持つ人を認定する制度があれば」と、創設を想起。池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の協力と北海道ワイナリー協会の公認を得て、実施することになりました。

ヴィンヤードでたわわに実るワイン用のブドウ

 出題テーマは、北海道のワインの歴史や地理、気候、ブドウの品種、ワインを巡る各種制度や取り組み、北海道産ワインの醸造やブドウの栽培、地域の食材や料理、ワインとのペアリングなど。回答を選択するほか、記述もあります。100問中、70問以上正解すると認定されます。設問のうち、5問程度は十勝に関するもので、十勝ワインバイザー検定の取得者は、この設問は免除されます。

ワイナリーに並ぶワイン醸造用のタンク
ワイナリーの熟成庫に並ぶワイン樽

 教本や参考文献はありませんが、「北海道のワイナリー50 つくり手たちを訪ねて」(北海道新聞社)などの書籍やウェブサイトの内容をもとに出題されます。参考ウェブサイトは、

・国税庁ホームページ 地理的表示「北海道」生産基準

・北海道経済部 食関連産業局ホームページ「ワイン産業の振興」

・厚生労働省ホームページ「健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて」

NPO法人ワインクラスター北海道ホームページ

 また、試験日の午前中に同じ会場で1時間半程度、講習会を開催し、その内容も含みます。受験料とは別に、1000円の受講料が必要です。

 今年は筆記試験のみの「LEVEL1」のみですが、来年以降、テイスティング試験を含む「LENEL2」も実施予定です。LEVEL1の受検資格は、申し込み日に20歳以上で、受験料は6000円。合格すると、認定証書とバッジが発行されます。

 試験日は2025年3月23日(日)午後1時から2時半。会場は、小樽経済センター(小樽市稲穂2丁目22-1、定員110人)と池田町農業技術研究所(池田町字清見83-3、同24人)の2カ所。いずれも1月4日(土)から2月21日(金)まで受け付け、定員になり次第終了します。

 申し込みは、ワインクラスター北海道の申し込みフォームから。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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