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2024.12.29

From北海道新聞

個性派店 下川に続々*エゾシカ肉などジビエ料理/オーガニック食品量り売り*移住者 民家や製麺所改装し挑戦

北海道新聞記事
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「ジビエビストロシカク」を開いた谷山さん(左)と「月と野菜」を開いた若園さん(右)
「ジビエビストロシカク」を開いた谷山さん(左)と「月と野菜」を開いた若園さん(右)

 【下川】町内で個性的な店の開業が相次ぐ。11月のジビエ料理の店「ジビエビストロシカク」(南町208)に続き、12月14日はオーガニック食品の量り売り店「月と野菜」(同361)が開業。いずれも移住者による挑戦的な取り組みだ。

 シカクは、民家を改装して11月3日にオープン。エゾシカ肉を使ったハンバーグやビビンバなどを提供し、料理の彩りにも気を配る。2021年に名古屋市から移住した店主の谷山嘉奈美さん(37)は外食した料理を自宅で再現するのが趣味。ジビエ料理を作ろうとした際に「スーパーにシカ肉が並んでいないのはなぜ」と思い、夢でもあった飲食店開業にたどり着いた。

 「シカは生息地や季節、食べ物で肉質が変わるのが面白い」と谷山さん。「いつでも気軽にシカ肉を食べられる場所にしたい」と意気込む。

 昼は正午~午後2時半。夜は4千円のコースのみで同6時~9時。不定休で営業日などはインスタグラム(@shikaku_gibier)へ。

 月と野菜は、オーガニックのドライフルーツやナッツ、食用油など約70種類を量り売りする。容器持参か、店の瓶を洗って返すと返金することで、ごみを減らす。環境負荷の少ない暮らしを提案するのが狙いだ。

 店主の若園佳子さん(42)は14年に高松市から移住した。自ら無添加の食品を愛用するが、専門店のない下川では品ぞろえが限られる。通信販売での購入が増えてしまい、輸送コストがかかり、梱包(こんぽう)材もごみになるため「地域の人が集まる専門店を作れば改善できる」と考えた。今年5月に旧製麺所の建物の改装を始め、京都の量り売りスーパー「斗々屋」で運営のノウハウを学んだ。

 ケーキを出す喫茶スペースを設け、来年は地元野菜の販売も始める予定。食品ロスを減らすため、野菜を総菜に加工して提供する構想もある。午前10時~午後4時。定休は日~火曜と祝日。問い合わせはメール(shop@tukitoyasai.com)へ。

 下川では今年8月、ゲストハウス、コーヒー店も開業している。NPO法人しもかわ観光協会の高松峰成事務局長は「個性あるお店を多くの人に発信したい」と後押しする。(朝生樹)

(北海道新聞2024年12月19日掲載)

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