【音更】木野農協系スーパー「ハピオ」は、人気商品「ハピまんチーズ」の具材チーズを欧州産から道産100%に切り替えてリニューアルし、9月2~4日にJR帯広駅周辺で開かれる「とかちマルシェ」で披露する。十勝産中心のチーズで安心安全を打ち出し、牛乳由来のコク・風味・うま味を向上させた。
ハピまんは欧州産中心の冷凍チーズまんで、2019年発売。今月で累計販売個数は45万個を突破し、製造元の東洋食肉販売十勝事業所でフル稼働が続く。しかし、世界的な原材料高騰や円安のため欧州からの仕入れ値が上がり、安定調達が難しく、現在のハピまんは8月出荷分で終了する。
新ハピまんは「とろける北海道」がテーマ。十勝産のゴーダやチェダー、モッツァレラなどのチーズを独自配合し、濃厚で芳醇(ほうじゅん)な味わいが特長だ。十勝産小麦100%の皮がほのかに甘く、チーズを引き立てる。
商品開発と監修を手掛ける帯広物産協会の木戸善範事務局長は「産地応援商品として、チーズのブレンドに磨きをかけ、さらにおいしくなった」と話す。価格は298円から324円に値上げする。問い合わせはハピオ、電話0155・31・2141へ。(岡田圭史)
(北海道新聞2022年8月31日掲載)